作品紹介・あらすじ
【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』『777 トリプルセブン』に連なる待望作！】
＜＜鳴りやまぬ驚愕と感涙の声！＞＞
★2020年の年間文庫ランキング4冠達成！
★2018年 本屋大賞 ノミネート作！
★第6回静岡書店大賞（小説部門） 大賞受賞作！
★フタバベストセレクション2017（フタバ図書） 第1位！
★英国推理作家協会賞（...
感想・レビュー (10件)
殺し屋の主人公の表と裏を描いており、そのギャップが面白い。夫・父親としての顔に共感する部分があるからこそ、殺し屋としての顔にも共感できる。後半2話が特に面白く、これが伊坂幸太郎の真骨頂(？)である。
外では無双の殺し屋、家では妻に怯える小心夫。 そんな兜の必殺仕事人な日々を見守る小説だろうと思って読んでいたら、物語中盤でとんでもない事件が起こって驚いた。 そしてそこから物語は怒涛の勢いで進む。恐ろしい勢いで伏線が繋がっていく終盤は圧巻。 面白かった！
伊坂幸太郎さんの本は物騒な内容なのに何故かほっこりするような物語が多くて、そこが好きです。 兜、殺し屋なのに、いいパパで、そして奥さんを気遣う（脅える？笑）良い旦那さんで、人間味があってとても好きです。 最初はなんとなくほっこり…で続いていたのが、最後どんどん面白くなっていき、何年越しかの伏線回収というか復讐を果たすところがたまらないです。 ただ、個人的には兜に生きていてほしかったです。 克と最後再会してほしかったなぁ！と思ってしまいました。 殺し屋シリーズの中ではマリアビートルが一番好きです。
ネタバレを読む
殺し屋の人生にも小さな幸せがある 以外にも、殺し屋の家族、人生のお話で、驚き！
面白かった。親子の話
殺し屋だが良き父親の兜。業から脱したいが許されない。 息子の克巳が仇を取る。
恐妻家の殺し屋“兜”の話。連載小説ということもあり、前半はこんなもんか〜という感じで、もう少し深く伏線でも入れた話が良かったなぁというくらいで、淡々と進んでいく印象。少しずつ面白くなっていき、終盤は一気に読み終えてしまう面白さであった。
恐妻家の殺し屋
⭐️⭐️⭐️