わんたんまーし
8件のレビュー
レビュー
スティーブンキング的な、不穏な雰囲気が漂う本。淡々と書かれているし、よくわかんない表現(「冬のビー玉」のような匂いなど)あるけど、そういうものかと思わせ、スルスル読ませる感じ。 物語の意味はよくわからないけど、京都ということもあり、また物語の序盤に夜行という言葉は夜行列車か百鬼夜行なのか、何でしょうね、などというやりとりがあったことから夜という時間と空間の持つ特異な性質を描着たいのかなと思った。陰翳礼讃にも描かれる昔の「夜」は今と違って真の闇であったことから、嘘か真か見分けもつかず、魑魅魍魎たちも見えてくるような世界だったのだろう。 ストーリーの全体としてのどうなりましたよ、ということはよくわからずネットで解説みたいなものを何個か見てみたけど、まぁ夜という時間と同じようにこの作品の答えもある種の膨らみを持たせて終わることが狙いなんだな思い、それで納得することとした。
0
夜行
森見 登美彦
どんなに胸が熱くなる内容でも 戦争で胸を熱くするのは 生きた気持ちになるのは 成長した気になるのは 徒労だと思う 現在のウクライナの状況とリンクしてつらい気持ちになった 戦争は絶対にいやだ 改めて思う
2
同志少女よ、敵を撃て
逢坂 冬馬
著名な写真家の不倫相手となりかえってきた主人公 バスの神様とよばれるババアの息子が開く家みたいなラーメン屋にかよいだすそのお母さんがバスで旦那亡くして鬱 よしもとばなならしい 何かを失った女と男 そしてスピリチュアルあったかい そんなかんじ
1
ハゴロモ
よしもと ばなな