ほしせんせい
レビュー
移動図書館を中心とした利用者視点や本館司書視点で書かれる短編集って感じの話。 落ち着いた雰囲気の本で安心した気持ちで読める。 実際にある本の名前が出てきたりと面白いなと思うところも多い。 少しその回の主になる人視点の書き方が単調。頭に入りにくいので時間ある時にゆっくり読むのがいいかも。 4つめのじいさん2人とこども2人で謎解きする話が一番良かったのは単純に好みかもしれない
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めぐりんと私。
大崎 梢
生保取得の描写は事実に近いのかはわからんくてもこんな感じなんだろうと思わされる。 とはいえワーカーに近いところで働いている身としては機械的にでも処理してかないと心が追いつかない感じも理解出来る 本として。 序盤は面白い 逮捕パートとかは少し説明多くて臨場感にかけた

護られなかった者たちへ
中山 七里
登場人物それぞれの思惑がひとつの結末に向かってドミノ倒しのよう進んでく。 最初は前作に比べて説明が多いなあと思ったけど、東京から上海に舞台が変わったからその分。 逆に終盤に行くにつれて加速的に視点の切り替わりテンポが早くなる様が面白い パンダ視点があるのが特に面白かった。

ドミノin上海
恩田 陸
文字通りドミノ倒しのように色んな事柄や人の動きがどんどん次のなにかに繋がっていく様が面白い。 特にいいキャラクターだなと思ったのは子役2人組。こどもらしい無邪気さと葛藤と度胸がバランスよくて人質になってからは2人の視点になった時の面白さが際立ってた

ドミノ
恩田 陸/sengajin
奏視点多めなのが良かった。真由も3年編読んだ当初は得体の知れない感が凄かったけど、今回のでみどりちゃん的な浮世離れしたメンタリティなだけの妖怪だとわかったのでそれも良かった。
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響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話
武田 綾乃
ミステリーとしての完成度が今までいちばん高い。長編と言っても差し支えないページ数だけど無駄なところが一切なくワクワクしながら一気に読めた。今までの作品を読まなくても楽しめるし、呼んだらより関係性とかにニヤニヤできる絶妙なバランス。

冬期限定ボンボンショコラ事件
米澤穂信
ツバキ文具店の続編。 目の見えない少年がおかあさんに手紙を書くエピソードはとても良かった 基本的には家族になった話が中心で展開していくので代筆は少なめ 離婚の代理戦争の話をもっと掘り下げて欲しかったというところはあります。 それでも変わらず代筆した手紙がちゃんと出てくるのは毎回楽しみだった

キラキラ共和国
小川糸