くもをさがす

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西加奈子
河出書房新社 (2023年4月19日発売)
ISBN:9784309031019
本棚登録:257

作品紹介・あらすじ

カナダで、がんになった。あなたに、これを読んでほしいと思った。西加奈子、初のノンフィクション。

感想・レビュー (12件)

ガンの闘病日記

がんの闘病記なのだけれど、「子供のために死ねない」「かわいそうな自分」感のようなお涙頂戴がなく、西加奈子さんってなんて気持ちの良い人間なんだろう…と思いました。 人としてすごく魅力的で、愛と感謝が溢れた方だなぁと思いました。(本には日本人は情があるって記述があったのですが西加奈子さんは愛に溢れてると感じました。) 私もこういう愛と感謝に溢れた、素敵な生き方をしたいです。読んでよかったです。 カナダで子育てしたい!!と思いました。(カナダで医療を受けたいかは別として…)

西 加奈子さんの本を、初めて読んだ。この本は、テレビで、紹介されていた。カナダの看護師さんが、関西弁でしゃべっているのが、おもしろかった。

サラッと読めました。 ちょっと期待しすぎていた部分もあるのですが普通にコロナ禍の闘病記といったところです。 罹患したにあたって家族や友達の大事さ再確認。 健康再確認、というような。 もしかしたら私が癌に罹患していたらもう少し何か学びがあったのかも。 親(義両親含む)に恵まれず育った私にとっては素晴らしい両親や義両親の元に育ち、生活できてるうえでの幸せだと思います。素敵な親に恵まれるということは大事ですね。

これはキツイ、でも関西弁は軽い、読んで良かった

異国の地での癌闘病記。自分の体験と重なりすぎて共感できる部分が多くすらすらと読めた。1人では生きていけない。だが自身の強さもなければ乗り越えられない試練。お世話になっている全ての方々に感謝して生きていこうと改めて思わせてくれた本。

がんの リアル闘病記。 お金と信頼できる友達 医師があれば、頑張れる 多分!

西加奈子の本ははじめて読みました、 オーストラリアと日本の風土の違いや、がんの闘病の中での自身との向き合いをみせてくれた。自分と重なることがいくつかあった。これは共感?人として重なるもの、気づくことがあった。表現がすごい。ことばを生み出して、紡いでいく。自身との対峙の記録だ

乳がんの闘病エッセイ? カナダでは、乳がんの手術も日帰り、さらに、医療は、無料なのだが、ものすごく混んでいて、まる1日待つことなど、ザラのようだ。救急で、救急でかかれないのは、ちょっとこわいな、と思った。さらに、すべては個人なのだ。個人で、なんとかする。レジの仕事も、レジ以外のときは、自由。うーん、環境の違いかな?

どうしても気になって読みたかった。 現実に起きたことをどう受け止めてどう生きるか。 自分次第。

妻と同じ乳ガンになり、生還したサパイバーの生々しい経験談に勇気付けられた。 大暉も良い本を選んだものだ!

がんサバイバー