MK
レビュー
派手な展開や強く泣かせるような場面があるわけではないのに、読み進めるうちにじんわりと心が動かされ、気づけば目が潤んでいるような、静かな感動を覚えた。 この作品で印象に残ったのは、主人公が必要以上に前に出ないことだと思う。物語を引っ張っていくというよりも、周囲の人や出来事に寄り添いながら、その場にいる一人として存在しているように感じられた。そのため、読んでいる自分も主人公と同じ位置に立って、病院や街の風景を見ているような感覚になった。地域医療の現場の空気感や、人と人との距離の近さが、途切れることなく頭の中に流れ続けていたのがとても印象的だった。
スピノザの診察室
夏川草介
本棚登録:294人
当日のロシア、ドイツの戦争を生々しく描かれている。目を逸らしたくなるが我々の先祖も同様な体験をして来ているのだと思い最後まで読んだ。少女の葛藤や思いより自分にもこんなに残酷な血が流れているのかと血の気が引いた思いの方が強くて読んだ後辛くなり困った。
同志少女よ、敵を撃て
逢坂冬馬
本棚登録:601人
ミステリーといえばそうかもしれませんが、奈良の旅本みたいでした。最後も途中でなんとなくわかったし
まひるの月を追いかけて
恩田陸
本棚登録:70人
とても重いテーマで読みながら何だこれと何度もマジかと呟いていました。祖母の再婚相手が未来の最善策を提案してくれ、現実的なことが書かれていた事が素晴らしい。感情的に泣ける場面のあと、この冷静なやりとりが、この物語を完結させるようでした。
52ヘルツのクジラたち
町田そのこ
本棚登録:1138人
トリックと推理については多少物足りなさを覚えた。トリックは初読時でもそれほど“驚愕”というものではなかった。ミステリのトリックにおいても、不朽とされるものがある一方で、時間が経つにつれて新奇ではなくなってしまう類のものがあるのだろう。本作の根幹を成すトリックは後者なのだと思う。
新装版 長い家の殺人
歌野晶午
本棚登録:20人
いろいろすごい。人間の見たくない感情や思いを見せられた。心が大変かも、自分は違うと思いたいが違わないかもと知らされる文体が自分のもやもやとした感情を言語化されたようではっとした。読書のいいところってこれだよなと思う。
スモールワールズ
一穂ミチ
本棚登録:303人
とても好きなストーリーでした。こんなに希望に満ちた感じ最高でした。 真に価値ある問いは、しばしば無知の中に生じる。非常に興味深いです。藤竹先生只者ではないですねー。こんな人に出会えた方々はスーパーラッキーデス、本当に羨ましい。また読み返したくなります
宙わたる教室
伊与原新
本棚登録:0人
手に汗握るストーリーテンポ良く夢中になって読んだ。最後にうーんと唸るくだりがなんとも言えずよき
ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎
本棚登録:423人
とにかくおもしろい、いろんな視点から人間模様が見られて考えさせられた。
死神の精度
伊坂幸太郎
本棚登録:28人
無性に切なくなった。こんなストーリーよく思い着くな。書いてても辛そー
重力ピエロ
伊坂幸太郎
本棚登録:476人
死神の設定がたまらなく面白い。なんと無く憎めない。楽しくてすぐ読み終わりました
死神の浮力
伊坂幸太郎
本棚登録:17人
人類がどうなるば幸せなのか?又、自分はどうすれば楽しいのか?この先どうしたいの、なんて事を考えさせられた感じ
楽園の楽園
伊坂幸太郎
本棚登録:81人
なんとも言えない、いい現せない。裏の社会にこの様な事があるならばこの世は無くてもいい。でも後半から結末はこうなって欲しいと思った感じで終わったので救われた。
テスカトリポカ
佐藤究
本棚登録:134人
私は50代なのでよく分からなかったが、他人に無闇に干渉する、興味を持つ事自体が気持ち悪くなった。若い頃はそんな感じだったのかと少し怖くなっていた
何者
朝井リョウ
本棚登録:454人
理解してあげられない感覚を持った方々が世の中には居るのかもしれないと思えた。少し変わっている人へ寛容になれた気がする
正欲
朝井リョウ
本棚登録:0人
登場人物の年齢層が最後に驚く!してやられた感あり。最初から読み返したくなった。
ネタバレを読む
葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
本棚登録:495人