何者

何者

朝井 リョウ
読者数: 345
出版社: 新潮社
ISBN: 9784101269313

レビュー (4件)

瑞月の「十点や二十点でもいいから、自分の中から出さないと。点数もつけてもらえない。」というセリフがグサッと来た。 終盤の理香の拓人のセリフにも納得は出来るし、その通りだとは思うが、理香はあまり好きになれない。私自身が瑞月になりたい拓人側の人間だからかもしれない。

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面白くなく、意味もない本、読まず

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2022年9月12日

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「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから。」p254 確かにそうだ…とにかくつくったもの(それがたとえ煮詰められた物でなかったとしても)は隠さないでいようと感じた。 「だけどこの姿であがくしかないじゃん」 p312 恥ずかしい格好でもあがく、 実際それができているだろうか、計画だけ練ってどこか周りを上から目線で観察して満足してないだろうか、「自分」を生きているだろうかと考えた。 もうインスタ、Twitterを見て粗を探したり、人の生活習慣を心の奥で嘲笑うのはやめよう、と感じた。この本はそれくらいの影響力だった。

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