作品紹介・あらすじ
感想・レビュー (5件)
ゴッホは37才で自殺したといわれている。 近年、彼が自殺に使ったとされる拳銃がオークションに出展されたそうだ。 果たして彼は自殺するほど人生に絶望していたのだろうか。 この物語は、そんな視点で描かれている。 確かに、 人間関係に摩擦が絶えなかったゴッホ。いろいろと神経をすり減らしていた。 それでも、 彼の才能を信じ、献身的に支えてくれた弟テオがいた。 ゴーギャンの存在もあった。 (別れ方は衝撃的だったけど) 彼がいたからこそゴッホ自身の技術も磨かれた。 ゴッホはただ一途に、ピュアに、懸命に、絵を描く幸せを感じてたはず。 だからきっと彼は不幸ではなかった。 私もそう思いたい。
🖼️読む絵画 リボルバーに纏わる話が腑に落ちる、哀しくて優しい素敵な物語でした。 ゴッホは不安や絶望に押し潰されながらも、最期まで、理性を失っていなかったようですね。 本書でゴッホの『ひまわり』を「静謐で、完璧な調和」と記されていましたが、確かに、カバーの『ひまわり』に見入ると、侘び・寂びや、凛とした佇まいを感じます。そして、それはゴッホの理性に通じるものだと思いました。 ゴーギャンの『肘掛け椅子のひまわり』は、ひまわりを、椅子に座るゴッホに見立て、(時折、ヴァエホを気遣いながら)ゴッホを偲ぶゴーギャンの姿が浮かんできます。 ゴッホの絵は近寄り難く、ゴーギャンには興味すら持っていなかったのですが、エピソードを知ると、とても親しみ易く、愛おしく思えるから不思議。 マハさんの本を読むたびに、視野が広がり、好きなものが増えていきます。 今後どこかでひまわりを見かけるたびに、二人の不器用な友情を思い出しそう。 [ひまわりを友(共)に手向ける画の巨匠🎨]
ネタバレを読む
ゴッホとゴーギャンなんて名前しか知らなかった。 カオハガンに行ったとき我々はどこへ行くのか、とゴーギャンの言葉を使ったガイドさんの言葉を思い出し、ゴーギャンの当時を知るとそんな明るい未来に満ち溢れた言葉ではないことが分かった。とにかく絵をみたくなる。
今までゴッホとゴーギャン、名前しか知らなかった画家の人生を垣間見たような気持ちになりました。 わたしには美術的価値はわからないけれど、こういう歴史的背景(フィクションの部分もあるけど)を知ってからゴッホの作品を見ると見方が変わるだろうなぁ…と思いました。 昔、旅行先で少しだけゴッホの作品を見ましたが、読み終えた今もう一度ちゃんと見たい!と思いました。



