魔女と過ごした七日間

魔女と過ごした七日間

東野圭吾
KADOKAWA (2023年3月17日発売)
ISBN:9784041132258
本棚登録:295

作品紹介・あらすじ

AIによる監視システムが強化された日本。 指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。 「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」 不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。 少年の冒険×警察ミステリ×空想科学 記念すべき著作100作目、圧巻の傑作誕生!

感想・レビュー (12件)

面白いけど、推理を非現実的な魔女に頼るのは、ダメだと思う。

ネタバレを読む

現実的では無いけど楽しかった、犯人解明のシーンは少し大雑把感があった。 大事なのは、外部の現象に振り回されたりせず、困難にぶち当たった時には、自分で考え、道を切り拓かねばならない。頼るのは自分の頭だ、気持ちだ、信念だ。

先を読みたくなる本でした。

エンタメ要素たっぷりだけど、ストーリーは分かりやすく、最後になるほどと思わせるミステリーだった。 犯人予想ができないところがおもしろかった。

超能力者はいるのか?魔女と中学生。父親を殺され犯人を探すのだか、犯人探しに焦点があり、中学生として父親をなくした少年は、非常にフランクに描かれていた

急に壮大な話になる ゲノムモンタージュ

4/3読み終わり。久しぶりの東野圭吾著。変わらず、スカッとする内容で後味もいい。元警官で見当たり捜査員だった父親の犯人を息子(陸真)と魔女(円華)が調べていくというもの。

第二弾に比べると面白かった。

父親が殺され犯人探しをする 天才的エクスチェッドの力を持った女性と一緒

中学生の陸真と純也の二人と謎の女性円華が、陸真の父親の殺人犯を突き止めていくのが、非現実であるがスリルもあるし、謎だらけで面白い。脇坂刑事の警察の過去の暗躍を解き明かすところ、犯人が以外な人物なのに、どんどんと引き込まれて読みたくなる。AIやDNA鑑定やナンバーカードの国民の個人情報の問題も取り入れているところは、さすが東野圭吾のうまさ。また次の作品が読みたくなる。