ハンチバック

ハンチバック

市川 沙央
読者数: 166
発売日: 2023/6/21
出版社: 文藝春秋
ISBN: 9784163917122

レビュー (13件)

小学生の時背骨が曲がる難病になり介護を受けるように。堪能小説わを書いたり、夢は妊娠して中絶。介護士の男性に1億5000万でどう?と誘う

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障がいのある方は、例えば背骨が曲がっている方は背骨が曲がっているという外見的特徴にしか考えが及ばなくて、それによって内蔵がおかしくなるとか、ずっとその姿勢なので本を読むのに苦労するとか、私はそういうことが全く想像できていませんでした。この本を読んで、障がいを待った方の生き方、考え方に少し触れた気がしました。 障がいを持つ方の生々しい生に触れた感じがしました。 主人公と同じ障がいを持つ作者にしか書けない、そして健常者が書いたらなんとなくタブー扱いされそうな、そんな作品と感じました。

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2024.11 文横テーマ

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芥川賞を受賞した本作をKindleにて読了 重度の障害者が感じる健常者の姿と出版業界への想いに圧倒されました。 読んで良かったと思える一冊です。

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日本では社会に障害者はいないことになっている、という 紙の本の読みにくさも気付かされる

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ハンチバック、読了。 暗黙的にタブー視されている障がい者の性と生に対して『リアリズムとニヒリズム』が『皮肉と自虐』が『希望と諦感』が散りばめられ、行く宛のない生身の感情に思い切り殴られました。 授賞式で作者が語った「『ハンチバック』で復讐をするつもりでした。私に、怒り孕ませてくれてどうもありがとう。」に全てが込められている!

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よく分からなかった。

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珍しく一気に読んでしまった。

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重度障害者からみた健常者の姿、健常者への思いを、この作品を通してはじめて知った。真っ直ぐで強いメッセージが込められている作品。

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一読して感じたのは、重度障害者が抱くリアルな思い、強烈な魂の叫び。 健常者優先社会に対する不満や嫉妬、予想だにしない欲望から放たれる強力なエネルギーに終始圧倒された。障害者向け書籍のあり方についても熟考。 「生きるために衰える」という言葉が印象深い。

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さらりと 応援する意味でも 生きていることに感謝 労働できることにも感謝 生きてたらそれで丸儲け

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