匿名ユーザー

6件のレビュー

レビュー

宮沢賢治さんの作品で有名な「セロ弾きのゴーシュ」とか面白かったけど、中でも「氷河鼠の毛皮」は、結構考えさせられる作品だと思う。「自分たちが生きるために動物の毛皮を取るのはしょうがない」と、若い船乗りが言い放つ場面があるけど、それでも動物を殺してまで毛皮を作ったりする事は良くない。宮沢賢治さんはそう伝えたかったのかな、と思った。それから、「寓話 猫の事務所」も収載されていて、かま猫が事務所の皆に苛められていたが、見かねた金の獅子が怒って事務所を解散させるオチが少し笑えるけど、偏見や苛めに負けずに頑張っていれば必ず誰かが救いの手を伸ばしてくれるというメッセージなのかな、と思った。

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セロ弾きのゴーシュ

セロ弾きのゴーシュ

宮沢 賢治

今回は、角川書店の文庫本を読んだ。最後に『銀河鉄道の夜』が載っているが、中に『双子の星』も載っているのは全て『銀河鉄道の夜』につながっているには少し驚いた。宮沢賢治さんの作品は、大変心を動かされる言葉がたくさんある。これからもずっと読んでいきたい。

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銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

この作品は面白かったです。特に『烏の北斗七星』で偶然にも戦後80年という節目の中で読みました。最後の方で「どうか憎むことのできない敵を殺さないでいいように早くこの世界がなりますように」というくだりに涙が出そうになりました、

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注文の多い料理店

注文の多い料理店

宮沢 賢治

この本を読んで良かった。夏目漱石の色々と知りたかった事が分かった。違う視点から他の作品を味わう事が出来る。

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硝子戸の中改版

硝子戸の中改版

夏目漱石

若い頃ほ宮本輝さんの著作を結構読んだ。一番読んだのは「錦繍」だった。自分が思い悩んだ時によくこの本を手にしていた。私の中では最高傑作だと思っている。

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錦繍

錦繍

宮本 輝

若い時から何度も読んだ。最初の頃は全然話が分からなかった。でも、言葉の表現が簡潔で分かりやすいと思う。最後にかけてはきっと涙無しでは読めないと思う。先生が遺書を残した意味が分かるからである。

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こゝろ

こゝろ

夏目 漱石