匿名ユーザー

2025年9月11日

宮沢賢治さんの作品で有名な「セロ弾きのゴーシュ」とか面白かったけど、中でも「氷河鼠の毛皮」は、結構考えさせられる作品だと思う。「自分たちが生きるために動物の毛皮を取るのはしょうがない」と、若い船乗りが言い放つ場面があるけど、それでも動物を殺してまで毛皮を作ったりする事は良くない。宮沢賢治さんはそう伝えたかったのかな、と思った。それから、「寓話 猫の事務所」も収載されていて、かま猫が事務所の皆に苛められていたが、見かねた金の獅子が怒って事務所を解散させるオチが少し笑えるけど、偏見や苛めに負けずに頑張っていれば必ず誰かが救いの手を伸ばしてくれるというメッセージなのかな、と思った。

セロ弾きのゴーシュ

セロ弾きのゴーシュ

宮沢 賢治

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