ダイスケ
4件のレビュー
レビュー
教育についてn=1の体験談に振りまわされるのではなく、科学的・経済学的な手法でエビデンスに基づいて分析して論じるべき という主張自体はうなずける。 というかいままでの日本の教育政策ってそうしてなかったんだというのが驚き。 「褒めてのばす」は逆効果や、「ご褒美は子供の内発的な動機を失わせない」など本の中で語られているいくつかのキャッチーな主張は、エビデンスがあるからといって鵜呑みにはできないと思った。 行動経済学の再現性の危機のように、データを恣意的に利用することや、特定の条件下のみの事象を普遍的な法則かのようにうたうこともできてしまうので、思考停止して受け入れるのはやめたい。
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「学力」の経済学
中室 牧子
多様性って綺麗なだけのものではない、というか、たまたまマジョリティ側にいることができているうちは正直やっぱり面倒くさいものだよなって思った 人の背景や趣味嗜好に関わらず、どんな人もまず1人の人間として尊重すべきと思ってはいるものの、 実際にしていることといえば、自覚的にも無自覚的にも抑圧したくないから(=古い価値観だと周りから思われたくないから)関わらない・干渉してないだけ(と思い込んでいる)の自分を認識する。
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正欲
朝井 リョウ
保育園ではちゃんとご飯も食べるし片付けもしっかりしているとの娘が、家だと遊びながらの食事でなかなか進まず、片付けもしたりしなかったりで不思議だった それでもいいんだな、むしろそれでよかったんだなと思えた。
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子育てのきほん 新装版
佐々木 正美/100%ORANGE