ダイスケ
2025年10月16日
教育についてn=1の体験談に振りまわされるのではなく、科学的・経済学的な手法でエビデンスに基づいて分析して論じるべき という主張自体はうなずける。 というかいままでの日本の教育政策ってそうしてなかったんだというのが驚き。 「褒めてのばす」は逆効果や、「ご褒美は子供の内発的な動機を失わせない」など本の中で語られているいくつかのキャッチーな主張は、エビデンスがあるからといって鵜呑みにはできないと思った。 行動経済学の再現性の危機のように、データを恣意的に利用することや、特定の条件下のみの事象を普遍的な法則かのようにうたうこともできてしまうので、思考停止して受け入れるのはやめたい。

「学力」の経済学
中室 牧子
0