匿名ユーザー
レビュー
文緒さんの日記が好きだった。中学生の時、人生で一番最初に好きになった作家さんも文緒さんだった。 もう新たな作品は読めないのかと思うと悲しいし、いつかは人の命はなくなるということを改めて考えて、悲しいけれど、でもやっぱり文緒さんの文章が好きだ。
無人島のふたり
山本 文緒
何かを盲目的に信じることとか、人生を必要以上に楽観視することとか、他人と比べすぎることとか、そういったことの危うさを突き付けられる感じ。 もっと冷静に、でも必要以上に悲観的になることもなく、自分軸を持って生きたいと思う。 もちろん、マリさんの意見を盲目的に信じることも怖いし。「自分の考え」を大切にしたい。
歩きながら考える
ヤマザキ マリ
ふぉー!久々の大ヒット! 微妙に連作短編集だったのか。 小学生ならではの無邪気さ、無力さ、健気さ、賢さ。 全てがキラキラして、説教臭くもなく、わざとらしくもなく、リアリティがありながらも胸に迫る。 久々の伊坂幸太郎、やっぱり上手い。個人的には東野圭吾よりクレバーで作り込んだ印象で好き。ちょっと理屈っぽい感じもまた好き。
逆ソクラテス
伊坂 幸太郎
今更ながら、向田邦子ブームが来ている。どこか冷静で、ストンと胸に落ちる。決してお涙頂戴ではないのに、グッとさせられる。 もっと読んでみたい、もっと知りたい。 これからゆっくり知っていきたい。
向田邦子を読む
文藝春秋編
極端だし極論だと感じるところも多々あるけれど、叫びだしたくなるくらい同意するところもそれ以上にあった。 そして、自分自身の中にもある性差別だったり決めつけだったりも再確認した。反省。
私は男でフェミニストです
チェ・スンボム/金 みんじょん
本当に読んで良かったし、娘にも読ませたい。できれば夫にも読ませたい。 歩みを止めたくないし、娘には私の経験した悔しさとは無縁でいてほしい。自分の道を切り拓いてほしいし、私も親としてそれを止めてはいけないと肝に銘ずる。
女の子はどう生きるか
上野 千鶴子