作品紹介・あらすじ
今、だれもがスタートを待っている。周囲の人々が“意義ある仕事”に邁進する中、心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。実家に届く不審な手紙、不登校になった甥の手で祖父の過去がひもとかれるとき、みのりの心は、予想外の道へと走りはじめるー。
感想・レビュー (4件)
選ばれしものではなくても だれも彼もが何かしらのなんということのない 義務感に突き動かされ それに従っていて それがつまりはそれぞれに与えられた使命であり才能だ そうと思えたらいい、と思った 何者かになれるかもと思っていた幼い時から 大人になるにつれ、あれは選ばれた人が その才能に気づき無駄にせず努力をかさね、 何者かになっているのだと気づいた そしてそれは私にはない、とも でも日常を粛々と過ごす 私にも小さくてってタラントはあって、 なにものかにはなれなくとも ただそれを大事に土に埋めておかずに 少しだけでも増やしたり、なにかのためにいかせたらいい
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タラント 才能? やろうと思ったことを、続けること 肩肘張らず、意固地にならず それが、周りに影響を与えることもある
私の「タラント」を諦めたくない。