代償

代償

伊岡瞬
KADOKAWA
ISBN:9784041039922
本棚登録:293

作品紹介・あらすじ

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか? 衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

感想・レビュー (5件)

この本は2度目だった。 主人公の前半の悲惨な少年時代の様子は、忘れなくても忘れられないほど、深く胸に残った。 一方、悪知恵とは簡単には言えない手を下さない犯行を幼いときから持っている少年。まるで悪魔の子といえる人が、どのように出来上がったのか、怖くなる。 正義が勝って 本当に良かったと思える本だ!

人の心を操り命を弄ぶ…究極の悪の権化を目の当たりにして途上胸糞悪さが続いたものの、重厚なミステリーで面白かった。 この代償はとてつもなく大きい。 人生を賭けた勝負はどちらに転ぶのか?怪物が怪物なだけにラストを読むまでハラハラ。櫛木理宇さんの某作品を思い出した。

酷すぎて読むのが辛かった

酷いいとこ。 酷すぎるいとこ。 この人の作品のドラマちとやってて、有り得ないくらいヤバイドラマで。 忘れられない一冊

なかなかおもしろい