作品紹介・あらすじ
“移植手術”は誰かの死によって人を生かすのが本質だーー新米医師の葛藤からはじまる「優先順位」。生きる権利と、死ぬ権利ーー“安楽死”を願う父を前に逡巡する息子を描いた「詐病」。過激な動物愛護団体がつきつけたある命題ーー「命の天秤」など、“生命”の現場を舞台にしたミステリー。あなたは4回騙されるーー話題作『闇に香る嘘』を超える衝撃!注目の江戸川乱歩賞作家、渾身の書下し。一気読みをおすすめします!
感想・レビュー (2件)
面白かった。非常に重いテーマだが、構成が素晴らしい。読後感はスッキリとはいかないまでも途中で抱いた違和感の数々がラストで見事に繋がる爽快感半端なし。 作品を通じての著者からの数々の問いかけには度々読む手を止めて考えさせられた。個人的に今まで読んだ著者作品の中でNo.1。
