よたろー

24件のレビュー

レビュー

自閉症児ダダ君を他の星の住人として見ながら書いたブログ記事とその合間合間に、自閉症の特性について解説が入る本書。 発達障害の息子と重なる部分を主に意識しながら読む。 自閉症児ってこんな感じなのかを知ることで、自分の子どもがどう感じているかを知る手がかりとなって良いです。 「わあ!似てるな〜」が結構あるんだけど、奈良の感想が、ダダ君は「鹿だらけ」 うちの子は「鹿地獄」だったもので、思わず笑ってしまいました。 一見すると外から分からない辛さのある自閉症児、発達障害児は、親ですら何度も何度もこれは、ああ、そうかこの子の特性的にこうね〜と、振り返らなければ、「???」となることばかり。 一見で分からないのが難しさだよな〜。と毎日痛感しています。

ダダくん11の不思議

ダダくん11の不思議

奥平綾子

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自閉症スペクトラム、ダダ君の電車旅エピソードを中心に、それらを通して自閉症スペクトラム症人(という言い方があってるかなと。奥平さんは文化の違いと表現されているので。)の感じ方、世界の映り方に気づいていく奥平さんと、ダダ君の記録。 後半は療育資料編。 奥平さんは、ダダ君を育てる中で、視覚支援グッズを開発し、今では販売とそのノウハウや、考え方について講演、講習会等を開催する(株)おめめどうを設立して、20周年。 その奥平さんが、まだ小学生時代のダダ君と過ごす中で気づいていくダダ君の苦しさや、感じ方のエピソード。 自閉スペクトラム症傾向があると言われている息子と似ているところも少なくなく、「わかるなあ」とか、「そういうことだったのか」と頷きまくりながら読む。 療育資料編は、なるほど、それでこのような支援をしていくのか。と納得ガッテンガッテンのオンパレード。 支援担の先生とのやりとりでもやもやしていたものが、晴れ晴れとする思いでした。 勉強して実践して修正して、本人が快適な暮らしを出来る大人になれるように頑張りたいな。

レイルマン

レイルマン

奥平綾子@ダダ母

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学校から専門医を受診し、診断をもらってくださいプレッシャーを感じて、一体専門医を受診するとはどういうことなのかと考えるために手に取った一冊。 小3の女の子(架空)さんの受診経緯と経過を通して、段取り、医者はどんな点を見ているか、当日の流れ、その後の流れ、医者によるサポートとは?等など詳しく書かれている。 そうか、専門医を受診して、診断をもらうとはそういうことか。とも思ったし、何をいつどれくらい誰とやるのか、イメージがわかないと不安定になってしまう子どもとの受診を想定すると、当日何をし、どれくらい拘束されるかわかるのは非常にありがたいと思った。 見通しが立つってとても大切なんだなと子が特性持ちだと意識してから始めて実感する日々。

発達が気になる子どもが小児科の専門外来を受診するとき

発達が気になる子どもが小児科の専門外来を受診するとき

柏木充

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家庭でどのように我が子に接したらいいのか分からず手に取った一冊。 具体例を元に挿絵図解入で大変分かりやすい。 ABAという手法にのっとり、出来事の前と後を変えることで、出来事を良い出来ごとに変えていく。という風に受け止めました。 自分で具体的を整理していくにはスキルと経験がいると思いましたが、既に似ている行為に関してはそのまま真似してみることも出来るので良い本だと思いました。

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ

shizu/平岩 幹男

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わくわく創造アトリエという子どもがとことん取り組める場所を開校した和久洋三さん。そのような考えに至り、またどのようにそのような場と「童具」を作っているかについて書かれた本。 アトリエでの子どもの作品や様子がもうとっても楽しそうで、わ〜!私もやりたーい!!!ってなりました。 高さが一致する積み木というのはなるほど!でした。

子どもの目が輝くとき

子どもの目が輝くとき

和久洋三

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早期教育についてデータを参照しながら語られている点、「見えない力」を養うことについて言及されている点が、良かったです。 子ども達がうまくいっていないを測る物差し見えるところばかりを測ってたな、と、ハッとしました。発達に関するエピソードを読んでいるうちに、うちの子の心の発達マイナス2歳くらいかもという発見もありました。

子育てに「もう遅い」はありません

子育てに「もう遅い」はありません

内田伸子

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転校した娘の気持ちの理解に役立てばと思って手に取った一冊。メインで描かれているのは残された方の子どもの気持ち。そっか、そんな風に感じているのかと、まだまだみずみずしい子ども達の心に触れて、大人や親に出来ることは信じて待つことくらいなんだなあ。と改めて思い、根堀り葉掘り効くのは止めようと反省。待ってよく観察して、必要そうなら手を差し伸べて。いい修行。そういう意味ではほんと子ども達に感謝だなあ。

ユウキ

ユウキ

伊藤遊/上出慎也

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全国LD親の会編著。 たくさんの親子の知恵袋大公開的本。大人になるまでに、その子なりの付き合い方やり方を見出していけると良いなと色んな家族が取り組んだ、生活のあれこれについて、我が家は、こうしたよ。というエピソードが沢山紹介している。 お悩みや気になることに似た内容を目次から選んで開くことが出来る。 自分の子どもに当てはまること当てはまらないことあるだろうけれど、家族の試行錯誤、笑いと涙と努力の結晶なので、読み物としても心に残る。 そして、いい時も悪い時も繰り返しながら、日々が進行してゆくのだなと感じることで、明けない夜はないと思えてくる。 巻末のマザー・テレサの言葉は毎日暗唱しようと思いました。

発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック 生活の基礎づくり編

発達が気になる子の子育てモヤモヤ解消ヒントブック 生活の基礎づくり編

全国LD親の会/安住 ゆう子

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このシリーズの冬をが実家にあり、とても好きだったのだが、図書館ですべてのシーズンを発見。まずは春から。スズメノカタビラ、そんな意味だったのか!!と驚いてしまいました※私の解釈とは全然違ったから爆。春の植物の名前の由来って改めて考えるとなるほど!と思うことばかりで、楽しい読書でした。さ、秋が終わる前に秋も借りねば!

のはらクラブのこどもたち

のはらクラブのこどもたち

高楼方子

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何かわからないこと、こんな時どうしたらいいの(ハウトゥ的に)?相談先は?家族のこと、自分のことまで網羅された辞書的に使える本だなと思います。力作。だがしかし、事実と突き合わされる感じもあって、辛いと感じる章もありました。

発達障害のある子と家族によりそう 安心サポートBOOK 小学生編

発達障害のある子と家族によりそう 安心サポートBOOK 小学生編

岡田 俊

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特別支援学校で働く現役先生が書いた「発達につまずきのある子とそのまわりにいる大人のみなさんのために特別支援教育をベースにした「困った!」を小さくするヒント」集。 表紙にも書いてある「特別支援教育は、全人類に有効です」は、初めて支援学級のカリキュラムの説明を受けた時に、「これすべての子どもがこんなカリキュラムだったらいいのに!」と思った感覚と似ているなと思いました。 特別支援教育の考え方、目指すものを改めておさらいし、具体的なお悩みに特別支援学校(著者なら)ならこんな風に対応して行くかなということが、書かれている。 すぐにチャレンジできそうなものたくさんあります。 私自身の辛さも、この本に乗っ取って整理していき、その後子ども達も一人一人分解していったら、闇雲な焦りや不安が解消していきそうだなと思えました。 ありがとうございました。

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特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方

特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方

平熱

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1年生息子、幼稚園も嫌いだったけど、小学校も行きたがらない。それでも転校前は年長の夏から進学予定の学校の先生と幼稚園で何回かケース会議もしてなんとか行っていた。2学期の途中で転校、転校が決まってからは学校以外はタブレット漬けになり、いよいよ引っ越したが、受入学校は受入拒否はできないようで(政策のため)とは言え、人手不足は否めず、息子のように準備してきて入った子たちがようやく落ち着いて通えるようになったのだろうかとか思うとそこを乱してはという気持ちにもなり、自分でなんとか活路を見出さねばと手に取った一冊。 ケース別に対処法が書かれていて良い。 海外暮らしのきついところはこういう本にすぐアクセスできないところ。 その点日本は図書館にちょっと行っただけで何冊もこういう本に出会える。 しばらくケース別をたくさん読んで、色々試す日々になりそう。 本書は図解もあるし、気になったことにジャンプできる目次が記事内についているのも使いやすい。 転ばぬ先の杖が子育てにおいて初めて肯定されたのも本書。 年長から入学、低学年の悩みに良いと思います。

発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本

発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本

広瀬 宏之

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本帰国後の転校が全くうまく行かないので手にとった一冊。結局環境調整が大事なのはわかってるけども、とりあえず、ぎりぎりは全ての人に良くない!と日々ヒシヒシ感じているので、ギリギリになる前に足掻こうと、騒いで良いんだと、自信を取り戻せた。ちゃんと未来に投資する社会にするぜー!そのためには駄々こねんとな!

マンガでわかる 発達障害の子どもたち

マンガでわかる 発達障害の子どもたち

本田秀夫/フクチマミ

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かなしろにゃんこさんの息子さん当初20歳に、小学生の頃のあの場面でどういう気持ちだったのかを聞きながら、発達障害児の見ている世界、感じている世界はどんなものなのかの一例を漫画でわかりやすく紹介してくれる1冊。 事例ごとに専門家の解説と対応のアイデアも紹介されている。 そっかそっか、そりゃ怒っちゃうよな〜と納得することばかりで、謎が解けた!ような気持ちで読みながら笑ってしまうことも(笑) 1人1人違うだろうから、当てはまること当てはまらないことあるだろうけど、 あるよね〜。うんうんうん。と共感する事例が我が家の場合結構あり、それに対しての解説、対処法もすぐ読めるのは良いなと思った。 事例本、たくさん読んでみようと思った。

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発達障害 僕にはイラつく理由がある!

発達障害 僕にはイラつく理由がある!

かなしろにゃんこ。/前川 あさ美

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具体的な例を挙げながら、その時子どもがどう思っているかや、対処法について書いてあって、すぐ実践できそう。 宿題は百害あって一利なしという川柳には笑ってしまった。 子どもが主役の子育て、言うは易し行うは、、、。 自分を追い詰めないように、家族も追い詰めないように、肩の力を抜きつつね。 家族みんなが、楽になるヒントがある1冊だと思う。 巻末には、筆者推薦本が列挙されており、それらを片っ端から読むのもよいなと思っている。

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子どもの発達障害

子どもの発達障害

本田秀夫

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発達障がいとはなんぞということを改めて理解するために手に取った1冊。 「〜が出来ない、苦手」とネガティブに捉えるより「〜より〜を大事にする」という風に考えるというのはいいなと思いました。また、好きなことをやった方がいいと1文にも救われました。

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発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち

発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち

本田 秀夫

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自分の子の心を理解する一助になればと思い手に取った1冊。前半の理論部分は、普段勉強していない脳には理解するのに時間がかかり苦痛を伴った(笑)理論を一通り読んで、実践編となるが、ここが本当に興味深く面白い。ここを読みながら理論に戻る方が私には向いていたので、行ったり来たりしながら読んだ。 「どうしてこんなことするんだろう」 子どもと過ごしているとたびたびこの問が頭に浮かぶ。それが面白い!と前向きに捉えられる時もあれば辛い時もある。 「どうすればいいか」については「子どもをよく見る」ことが大切というけれど、どこをどんな風に見ていくのかが難しい。 太田ステージは分類をすることで有効なアプローチを探って行くわけだけど、まだまだ、有効なアプローチ至るには私みたいな素人1人では難しいな〜。 ま、でも、おや?と思った時にこの本は手がかりになると思うので、手元に置いて損なし。

子どもの心の世界がみえる 太田ステージを通した発達支援の展開

子どもの心の世界がみえる 太田ステージを通した発達支援の展開

立松 英子/齋藤 厚子

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じゃか新にコラムも寄せている広瀬先生の1冊。渡尼する際に御守り的に持って来たのをこの度読了。 「発達障害とはなんぞ?」「発達障害支援とは?」あるいは、自分の子どもの事がよくわかなくなった時、就学先の先生に何か言われて辛い時、子どもの進路、日本にある支援について、等など発達障害、育てにくい子?、なんとなく子育てが辛い時に読むにはもってこいの良書。 広瀬先生の講演会を拝聴した際、その語り口が、悪く言えばどっちつかずなんだけど、断言しないところが、一人一人を尊重しようとして下さってると感じて好印象。 その雰囲気がそのまま本になっていて、読み終えた時、心が少し軽くなった。 必要に応じて必要な項を開くだろうなと思う1冊でした。

発達障害のある子育て

発達障害のある子育て

広瀬 宏之

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最近、自分のスタンスにブレを感じて、悩んでいたところ。友人が貸してくれた一冊。 そうだよね、これでいいんだよねー。とホッとしました。

子どもが育つ魔法の言葉

子どもが育つ魔法の言葉

ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス

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