俺たちの箱根駅伝 上

俺たちの箱根駅伝 上

池井戸潤
文藝春秋 (2024年4月24日発売)
ISBN:9784163917726
本棚登録:194

作品紹介・あらすじ

2026年、ドラマ化決定! 池井戸潤の最新長編の舞台は、 「東京箱根間往復大学駅伝競走」--通称・箱根駅伝。  若人たちの熱き戦いが、いま始まる! 古豪・明誠学院大学陸上競技部。 箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。 本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かる...

感想・レビュー (10件)

箱根駅伝がより楽しくなった。

箱根駅伝を題材に、こんなにも、感動できる小説が書けるのが、すごいと思う。学生連合チームに焦点を当てたことも、おもしろい。次回、下巻を早く読みたい。

病院の本棚にあった。 裏切らないね、このやかましさ! 駅伝が目の前に広がる。

大好きな箱根駅伝のもう一つの影の立役者、学連選抜チームの話。 あ〜いたな…とあまり注目してなかったところにスポットを当てた話。(上)巻は選抜チームが一つになるまでの話。下巻はいよいよ箱根を走る。 たぶん、次回から箱根駅伝の味方が変わると思うほど、熱い話だ。

関東学生連合チーム

甲斐は会社員をしながら箱根駅伝の新監督になった異色の監督。 ビジネスにも通ずる言葉は発したりもするので私の胸にも突き刺さることを言ってくれる。 例えば、いい加減な練習をしている選手に 「いい加減な練習をするぐらいなら、最初からやめておけ。時間のムダだ。世の中に出れば、自分の意に沿わないことはいくらでもある。そんなときら君等は気に入らないからといって手抜きをするのか。もし不満なら、納得できるように相手と話し合え。そんな努力もしないで、ただ陰で不満を口にして手を抜く。それでいいのか。そんな奴は、世の中から信用もされなければ、相手にもされない」

ネタバレを読む

途中何度も涙がこぼれそうになりました。さすが池井戸先生!感動をありがとうございました。

さすが池井戸潤って感じ。臨場感溢れてた。

さすが 池井戸さん ハズレなし。