みとりねこ

みとりねこ

有川ひろ
講談社 (2021年8月11日発売)
ISBN:9784065241301
本棚登録:122

作品紹介・あらすじ

稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。 時間は有限。出逢いは無限。 『旅猫リポート』外伝2編も収録! 猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。 もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。 いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。 さて、念入りな肉球ハンコのわけはーー? きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。 ...

感想・レビュー (7件)

「旅猫リポート」を読んでいたら、「みとりねこ」の猫の話も楽しめるかなと思います。

泣いた 猫かわいい

久しぶりに本を読みながら泣きました。

猫をめぐる物語の面白さに、一気に読んでてしまった! 有川ひろのストーリテラーぶりに参った。どの話も猫の死、人の死、と辛くなるが、それを踏まえて色々考えさせる、その一方でその先を考えさせる、すごいね👍 佐藤さとるさんから誰も知らない小さな国をバトンタッチされたのも初耳だ。 しばらく有川ひろの著作をフォローしよう。

「旅猫リポート」の記憶が鮮明に蘇る、旅猫リポート外伝他猫好きには堪らない胸温まる短編集。著者の描く猫視点の世界と絶妙なユーモアセンスが最高! 特に「シュレーディンガーの猫」と表題作「みとりねこ」、「粉飾決算」のお父様が印象的。 巻末特典漫画に得した気分。

旅猫リポートがまた読みたくなった