作品紹介・あらすじ
未来屋小説大賞&高校生が選ぶ掛川文学賞、ノミネート!
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が
14歳の少女の「世界」を描く、心揺さぶる長編小説。
この物語は、かき消されてきた小さな声に力を与えている。
その声に私たちが耳を澄ますことから、全ては始まるのだ。
ーー西加奈子氏
私たちはもう呪いから解放されていいんだ。
2人の少女を抱きしめながら、私も一緒に泣きたくなった。
ーー長...
感想・レビュー (5件)
すべてにYES ここにあった世界には存在しなかった言葉が、ここにある世界には存在し始めている 私の、私たちの、世界はここにある
面白かった。ブレイディみかこさんがいつも書いていることがすべて小説になっていた。最後はハッピーエンドで良かった。あとはフミコの話がリンクしていてミアの気持ちと一緒に必死に読めてしまう。あとは辛かった出来事に記憶の蓋をするというのはなんか読んだことあるな。
作者はイギリス在住。日本と違ったまた世界で、少し「むき出し」より、リアル感は小さい。というか、私のまわりには居ないのだ。
世界は広い。
昔と今は繋がっている。厳しいけど、見えない所で、どこにでもあるのかもしれない。