
レビュー (3件)
7/15読み終わり。うーん、いまいち。私には合わなかった。ミステリ大賞の記事を新聞で見て、すぐに予約したもの。女性探偵家みどりがする謎解き?みたいなものの短編集。時計職人の父と幼い頃に防空壕に閉じ込められた男。父は亡くなったが、不器用な父の自分への気持ちを知る、とか、亡くなった陶芸家の母が、幼い頃は不和だったが、大人になって和解したことをみどりが色々調べて知るみたいな。うーん。。
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女性探偵・みどりが主人公のシリーズ第二弾。 相変わらず安定感があって面白い。 前作では、みどりの学生時代から数年おきに話が進み、いつの間にやら結婚してこどもができていたことに驚き(積極的に結婚するタイプには到底思えなかった)、この二作目ではその空白の数年間が語られるのだろうと勝手に期待していたのだが、普通に前作からの続きだった。とは言え、期待以上に粒揃いだったので満足。 「縞馬のコード」、「太陽は引き裂かれて」は、この作者らしい抑制のきいた文章。これ以上書くと、説教臭くなったり、作者の主義主張が鼻についたりするな、というラインを見極めて、そのラインの二歩手前で引き下がる感じが良い。 子供を持っている身としては、「探偵の子」が一番刺さった。最後まで読むと、「探偵の子」というタイトルに思わず嘆息する。
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父の経営する探偵事務所で働くひとりの主婦。 鋭い観察力と行動力、そして真実をしるためには少しの犠牲を払ってでも突き止めていく。 短編が5つあったが最初の時計屋の息子の話と、最後の父親の故郷に旅行し父の同級生の女性とその母親との謎を解くのは面白かった。
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