クスノキの番人

クスノキの番人

東野圭吾
実業之日本社 (2023年4月7日発売)
ISBN:9784408558035
本棚登録:275

作品紹介・あらすじ

累計100部突破! アニメーション映画化決定!! 原作:東野圭吾『クスノキの番人』(実業之日本社文庫刊) 監督:伊藤智彦 制作:A-1 Pictures 配給:アニプレックス 2026年全国ロードショー ©東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会 恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。 そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら...

感想・レビュー (15件)

読みやすいうえ回収も素晴らしい。構成が完璧。ただの出来損ないだった玲斗が、千舟に関わりクスノキの番人として、人間として、成熟していく様子は強烈に読者を惹きつける。非現実的なクスノキのシステムも、現実世界に存在している非現実を描写していて最早現実的だった。当初は謎で荘厳だった千舟の想いは温かく寂しいもので、それを受念した玲斗もそれをしっかりと受け取り、千舟さえも包括する暖かい考えを持てる。今作に出てくる全ての人物の人間臭く暖かいキャラクター性もこの作品の大きな魅力だった。

2023年発行の文庫本 主人公 玲斗→シングルマザーの母        祖母 父は他に家族のある人        叔母千舟(大きい会社の顧問で             母の腹違いの姉) 叔母の千舟に会ってから 立ち居振る舞いや 身だしなみ 言葉遣い等..身につけていく玲斗 その縁でクスノキの番人になる 最初の頃の玲斗は 本当に無知で心情等も 子供すぎて 腹立たしいくらいだった クスノキの謎も なかなかわからなくて もどかしかった クスノキの祈念に来ていた佐治 の娘優美→謎がわかっていくキッカケの人物 この物語のクスノキは 不思議な木だ 表紙絵の木に〆縄が 巻かれているのが納得いく 死んだ親族の言葉ではなく 念が伝わってくるなら 祈念してみたいと思った この本を読んで家族.. 父娘..叔母と甥.. 血の繋がりて良いなと思った (良いことばかりじゃないのも含め 本音で関わること) まずは自分の身近な家族 親戚を大切に.. 余裕があれば関わりのある人.. そうすれば皆んなが大切にされるのに.. 面白いお話だった 年老いたおばあちゃん(貴子)に 息子(きくお)のピアノ曲が 届いて良かった(涙) 千舟さんと玲斗の最後の会話も良かった(涙) 安定の面白さだった

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2024/9/24幸介

感動した🙆月並みだが心の暖まる素晴らしい‼️続編楽しみ

クスノキの番人と言う発想が凄いと思う。 読みやすくてシンプルに面白い。 展開や登場人物が純粋すぎて上手く行きすぎてる感はあるが、無駄がなくて爽快とも言える。 途中で恋愛も絡めてくるのかと思ったが、そうではなくて良かった。 現実世界にクスノキの念はないので、家族や父母に伝えておきたいことは早めに伝えておこうと思う。

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スピリチュアル

くすのきに念を預け、受け取る…不思議だけどありそう… 死後に亡くなった人の思いが伝わるっていいね、

面白かった。ハッピーエンドでの謎が解決、どうなるんだろうと思いで読み進められる。

◯普通におもろい。元気出る

預念と受念。 新月と満月。 千舟さんと玲斗くん。 クスノキの不思議。

8/21読み終わり。 自分の人生を半ば諦めた男が、クスノキの番人になることによって、成長していく物語。ナミヤ雑貨店の奇蹟みたいな感じ。