作品紹介・あらすじ
第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書
&NHKドラマ10「宙わたる教室」原作!
東京・新宿にある都立高校の定時制。
そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。
負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。
子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。
起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。
中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。
「もう一度学校に通いた...
感想・レビュー (10件)
定時制高校で異なる悩みを抱えた生徒に対し、先生がその子の特性に気づくことで、今までできなかったことができるようになる喜びを得られるようになり、そんな子たちが、未来を切り開いていく素晴らしい本でした。
頑張れ🫡
定時制の科学部の話。 火星のクレーターを実験で作る。定時制高校生徒の過去もある いい小説。2024課題図書
定時制高校の物語だから、訳アリ生徒が先生の力で更生していくんだろうと思って読み始めたが、そんな浅い物語ではなかった。養護教諭が語る「すべてに生徒は救えない。誰が救えて、誰が救えないのか。…トリアージを、結局ここでもやってる。」この本音はきつい。訳アリ生徒達が、藤竹の声かけで科学実験に参加し、順々に芽吹いていく様子をみるのは爽快だ。また藤竹自身も、生徒の科学実験を通して自身の実験をしていたという流れも、教師の一方的な押し付けがなくていい。でもやはり、漏れこぼれ落ちた生徒がいることも気に留めなければならない。
その気になること、希望を持つことの大切さが分かる。
定時制高校に通う年齢、性格のバラバラな生徒たちが先生の個人的な「実験」に巻き込まれ科学部として教室で火星環境を再現しようとする話。 できすぎな話と思ったが、驚いたのは実話が元ネタになっているということ。 科学部それぞれ自分の強みを元に無くてはならない存在になっていた。
自動的にはわからない やってみて動いてみてわかる
