作品紹介・あらすじ
2023年ミステリーランキング3冠達成!
(「このミステリーがすごい!」第1位、「ミステリが読みたい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位)
余計なことは喋らない。上司から疎まれる。部下にもよい上司とは思われていない。しかし、捜査能力は卓越している。葛警部だけに見えている世界がある。
群馬県警を舞台にした新たなミステリーシリーズ始動。
群馬県警利根警察署に入った遭難の一報。現場とな...
感想・レビュー (7件)
群馬県警捜査第一課・葛警部が事件を冷静に推理して真相を暴く、5編から成る本格推理小説です。 確認出来ている事実から淡々と状況を整理し、最後は解決に結びつける、という過程がしっかりと描かれており、かつ事件もどこかリアル感があるため、ついつい続きが気になって読んでしまいます。 解決後の後日談が淡々と事実だけを説明して終わる形も心地良い読後感でした。
警察ミステリ短編集。各話予想できぬ結末でなかなか鋭い切れ味。 一見冷徹で人間味の感じられない葛警部だが、真相究明の為に淡々と自分の信念を貫き通す姿には、職務への誇り、潔さを感じる。5篇とも最後まで一切ブレない葛警部の鋭い洞察力と卓越した操作能力には痺れる。
リアル感のある話ばかり。葛刑事は好みではないが。
命の恩が一番面白かった
不可解な事件、食い違う証言、謎に包まれた死…誰も予測できない真実が待つ本格ミステリ小説。
ワンマン刑事が事件解決。 短編だからものたりないが面白かった
さすが米澤穂信さん、面白かった! どのお話の犯人も人間臭さ炸裂で「気持ちはわからんでもないけど」と何度も思ってしまった 葛警部にまた会いたいからシリーズ化希望〜!



