匿名ユーザー

11件のレビュー

レビュー

2つの世界をパラレルで展開させ、最終的に1つに終着させるというおなじみの展開が見られた。 前作や前々作の長編と少し違うと思ったのは、話にやや抽象度の高さが戻ってきているということ。全作品と押して大枠は読者に解釈の余地を残す語り口は変わってないが、ノルウェイの森以降、具体の場面、展開自体はわたしが日々接する日常の事柄に近くなっておりわかりやすいと感じていた。 それと比較をすると、ノルウェイの森以前の抽象度に少し戻りつつも、わかりづらすぎない以降の良さも感じられバランスよく楽しめた。

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街とその不確かな壁

街とその不確かな壁

村上 春樹

■なぜ成功した? ・三社から中堅=比較的柔軟に機動力のあるメンバーがあつまり、立ち上げチーム、新組織が構成されていたこと ・効率化が各社限界にきており、合併による規模のメリットを追うしかないことで合意していたこと ・本社からの干渉を受けづらい、詳しくは以下 ①社外から代表を招聘したこと ②取締3名は各社から1名づつ選出したこと ③各海外拠点の適用は3社それぞれ強みを持つ会社のものを採用したこと ④本社機能をシンガポールにおいたこと ■所感 国際経済、日本経済に文字通りなくてはならないインフラであるがゆえ、経済的な合理だけではない葛藤を感じることができた。 運ぶだけ、と言われがちだが中にいる人間の誇り、熱気は忘れない、以下に付加価値をつけるか、ついているかはやった人間にしかわからない部分である。

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日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?

日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?

幡野 武彦/松田 琢磨

5人のそれぞれの視点から時系列で描かれ、それぞれの地獄をかかえながらも最後には救いがあるという展開にホッとさせられた。 結局ハッピーエンドがいい

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息が詰まるようなこの場所で

息が詰まるようなこの場所で

外山 薫

5人のそれぞれの視点から時系列で描かれ、それぞれの地獄をかかえながらも最後には救いがあるという展開にホッとさせられた。 結局ハッピーエンドがいい

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息が詰まるようなこの場所で

息が詰まるようなこの場所で

外山 薫

夢は数々の前兆によって示されるということ ある時期を過ぎると前兆は失われ、姿を表すとこはない 失われないうちに前兆をみ、夢を信じて進むと、回りは不思議と協力的で前進をたすけること 夢を見ることを忘れてはいけない

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アルケミスト 夢を旅した少年

アルケミスト 夢を旅した少年

パウロ・コエーリョ/山川 紘矢

自らが普通と思っていることは他人の普通ではない 世の中の多くの物事は両義的で、その一例として優しさの両義性について本作では繊細に、丁寧に繰り返し描写している。

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流浪の月

流浪の月

凪良 ゆう

この世の中を一貫してシニカルに描いているのがとてもよかった

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この部屋から東京タワーは永遠に見えない

この部屋から東京タワーは永遠に見えない

麻布競馬場

相変わらず最高の重厚さだった

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華麗なる一族 下

華麗なる一族 下

山崎 豊子

一言で著者が20代でえた知見がまとめられている。綺麗事ではなく血が通った文章で珍しくこれ系にしては拒否反応なくよめる。

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20代で得た知見

20代で得た知見

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