作品紹介・あらすじ
東京に来なかったほうが幸せだった?
Twitterで凄まじい反響を呼んだ、虚無と諦念のショートストーリー集。
「3年4組のみんな、高校卒業おめでとう。最後に先生から話をします。大型チェーン店と閉塞感のほかに何もない国道沿いのこの街を捨てて東京に出て、早稲田大学の教育学部からメーカーに入って、僻地の工場勤務でうつになって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生...
感想・レビュー (3件)
タワマン文学初体験。 都会の荒波に打ち拉がれたアラサー男女の劣等感や嫉妬、諦念に満ちた20の物語。 東京に住む事にステータスを感じぬ私にとっては一切刺さらなかったが、 様々な立場の目線で書かれた心理描写や豊富な語彙には脱帽。
将来の家選びの検討材料のために買った 朝井リョウさんの本みたく、理想と現実の狭間に生きる人たちの苦悩や嫉妬などを書いた本。 東京。住みやすそうではあるが、常に金を意識し、周りと比較をしなければいけないような気がして住みたいとは思えない。
