すっきり

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5件のレビュー

レビュー

第一章 美術準備室の女 お化け屋敷で出会った後藤から、友人の美術教師が見た女の幽霊?についての相談。なんとなーく話を読んでて先が読めたかな。詳しくは読んでみないとだったけど。最後は良い方向にいったから良かった。 第二章 山の向こう 八百比丘尼の紗絵さんの話。切ないなぁと思いつつも本人も納得してたり達観してるからなぁみたいな。バイト先のよっちゃんとのエピソードも彼女にとっては別れが当たり前なんだなとか。自己犠牲じゃなく自己満足って。さすがだよな。 第三章 俺の友達の地味メガネくん3 難波くん視点の物語第3弾。本当難波くんが良い人。それだけでも尚哉は救われるよね。普通の等身大の友人でいてくれて。 第4章 妖精の小箱 彰良がイギリスにいた頃の話。近所に住む老人エディと放蕩息子の話。 第五章 誕生日を祝おう 佐々倉目線の彰良との物語。子供の頃の話やイギリスでの話を誕生日に絡めて展開。今もなお呪いに苦しむ彰良を救おうとする佐々倉の優しさがにじんでた。

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准教授・高槻彰良の推察EX3(14)

准教授・高槻彰良の推察EX3(14)

澤村 御影/鈴木 次郎

全3巻読んだ。すごい想像力だなぁと思った。本の内容が現実社会でない場合、作家は読者にどれだけリアルにその世界を感じさせられるかがキーとなるんだろうけど。なんかそんな次元じゃなかったな。追いつくことが大変で。いったいどう思考したらこういう世界が思いつくのか。しかも、なんならそんな世界が未来にあるのかもと思わせられる世界を。 全体的には、結構血なまぐさいと言うか、人と他との生き死にとか、グロい話も出てくるし、虫がヤバい(笑)そこら辺はあまり想像しないように読み飛ばした(笑)虫が嫌いな人は読んでて結構つらい。が、うまく読み飛ばして内容を追いたくなるくらいには面白かった。なんせ長いからじっくり読むとなるとどのぐらいかかるか分からないし。 最終的には、少しは明るい未来が見えたようなそうでもないような… かなり過酷な人類時代となってて、現代人だったらまず生き延びられないだろうな。 圧巻の世界観だった。

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新世界より(上)

新世界より(上)

貴志 祐介

待ちに待った続刊。 新キャラ我妻刑事登場。 岩田先生の幼少期のナゾ。 四季の変わり身。 ストーカー犯の無罪。 今回も色々あったなぁ。焦らされてる感は前巻より感じたけど(笑)

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名探偵じゃなくても

名探偵じゃなくても

小西 マサテル

初めから読みやすくどんどん進めた。福山さんが演じるって分かってるから、想像しながら読んだ。今回もだいぶ変人役だわ(笑) 主人公の父が殺されたってところからで、叔父である元マジシャンと一緒に事件を解決していくという話。 結末は、意外っちゃ意外だったかな。昔亡くなった同級生がどう絡んでくるのかと思ったら、殺害動機になるというね。売れっ子漫画家になった釘宮がその元ネタを考えたのが死んだ同級生だったのをバラされそうになったことから犯行に。最初は火災になって資料が燃えればよかったのに、運悪く帰ってきてしまったというね。 とにかく誰が犯人なのかが気になってほぼ一気読みしてしまった。東野圭吾は読みやすいよね。

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ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

東野圭吾

アタリ本だったなぁ。 初めての作家さんだったけど、世界に入り込めてからはどんどんおもしろくなった。いわゆる安楽椅子探偵モノなんだけど、その人が認知症というね。推理なんて出来るの?って思ったけど(笑)レビー小体型認知症で、幻覚幻聴とかはあるけど知能には問題がないから、持って生まれた知能の高さでカバーみたいな。 主人公の楓も、なかなかの過去の持ち主だったし。母はストーカーに殺され父は病死、祖父の介護で最後は母殺しのストーカーに殺されそうになってるし。でも楓の周りの男性2人とおじいちゃんが助けてくれるんだけどね。名前なんだっけな。同僚の彼は裏表ない気持ちの良い青年。同僚の友人はひと癖あるけど心根は良い人。 この本、続刊が出てるのでぜひ読みたい!

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名探偵のままでいて

名探偵のままでいて

小西 マサテル