作品紹介・あらすじ
ゼミ合宿の写真を見ながら、
尚哉は写真にまつわる高槻の講義と、
ある絵についての依頼を思い出す。
それは女子校の美術部にある絵で、
「絵から抜けだした女を見ると呪われる」らしい。
高槻は早速調査に向かうと言い出すが……。
ほか、ゼミ合宿の裏側で起きていた、沙絵、そして難波のお話や、
イギリス時代の渉と高槻の
「妖精が入っている箱」についての切ない秘密、
佐々倉の誕生日祝いなど、
謎と思い出がいっぱ...
感想・レビュー (1件)
第一章 美術準備室の女 お化け屋敷で出会った後藤から、友人の美術教師が見た女の幽霊?についての相談。なんとなーく話を読んでて先が読めたかな。詳しくは読んでみないとだったけど。最後は良い方向にいったから良かった。 第二章 山の向こう 八百比丘尼の紗絵さんの話。切ないなぁと思いつつも本人も納得してたり達観してるからなぁみたいな。バイト先のよっちゃんとのエピソードも彼女にとっては別れが当たり前なんだなとか。自己犠牲じゃなく自己満足って。さすがだよな。 第三章 俺の友達の地味メガネくん3 難波くん視点の物語第3弾。本当難波くんが良い人。それだけでも尚哉は救われるよね。普通の等身大の友人でいてくれて。 第4章 妖精の小箱 彰良がイギリスにいた頃の話。近所に住む老人エディと放蕩息子の話。 第五章 誕生日を祝おう 佐々倉目線の彰良との物語。子供の頃の話やイギリスでの話を誕生日に絡めて展開。今もなお呪いに苦しむ彰良を救おうとする佐々倉の優しさがにじんでた。
