りんごのこ
レビュー
SNSであらすじを見かけて、気になって読んだ。 何代にも渡る血の因果の話で、設定だけ見たら陰惨なエピソードも多いのだが、いずれも描写を書き込まず、淡々と事実を語る文体で構成されているので、一気に読める。
べっぴんぢごく
岩井志麻子
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共依存とケアについて、従来の見方ではこぼれ落ちる様々な背景を記録した本。 今現在、共依存に悩み解決策を求めている私には不向きな本だった。 共依存という言葉に抵抗感を覚えるひとは読んで損はないと思う。
共依存とケア
小西真理子
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長年母親との共依存的な関係が続いてしまっており、関係を変えるヒントがほしくて読んだ。 しかし、どうもこの本に出てくる親たちに母は当てはまらない気がする(どちらかといえば亡くなった父の方が当てはまる要素が多い)。 読めば読むほど、共依存だと思っているのは自分の思い違いではないかと考えてしまい、後半は読み飛ばした。 なお、本書の内容とは直接関わりがないが、監訳に入っている精神科医は、発達障害関連の著書を多数執筆している人物である。私もかつて、自分が発達障害ではないかと疑った際に彼の著書を読んだ。 この医師は基本的に発達障害者を異物、理解できない生き物、という筆致で書いていたため、読んだ当時はずいぶんな絶望を味わった。表紙の監訳者の名前を見て、久しぶりにそのことを思い出した。
親といるとなぜか苦しい
リンジー・C・ギブソン/岡田尊司
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保守とリベラルを対立軸だと勝手に思い込んでいたので、この本を読んでむしろそれらが近いものであることを知り、驚いた。 第4部、死者を背負うことから逃げたことが今の民主主義のゆらぎに繋がっているのではないか、という話が一番心に響いた。
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NHK出版 学びのきほん 自分ごとの政治学
中島 岳志
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根っからのミーハーなので、ダガー賞受賞を知り文庫で買った。買ってから自宅最寄り駅まで帰るまでの数十分、家に帰ってからも更に数十分、あっという間に読み終えてしまった。 中盤のミスリードにまんまと引っかかり、種明かしでしっかり驚いた。 暴力もグロテスクな描写もあるのだが、かつて読んだほかの作家のものとは違い、描写がねちっこくなく物語の一要素として抵抗なく読める。 王谷さんご自身が文庫版のあとがき、またダガー賞の受賞スピーチでも口にされていたように、暴力を書くことに自覚的であるからこういう文章になるのだろうなと思った。残虐だか露悪的でなく疾走感があり、女は傷つけられるが悲惨さを強調するだけの道具にはならない。こんなに疾走感があって読むのが楽しい小説に久しぶりに出会った。
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ババヤガの夜
王谷晶
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単行本から数年越しでやっと読み終わった。さえぼう先生の文章は平易でめちゃくちゃ読みやすい。
[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か
北村 紗衣
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2人のローマ教皇で断片的に出てきた、教皇就任前や若い頃の話が詳しく載っていてよかった。 バチカンの報道官の話から察するに、教皇選挙の前教皇ってかなりフランシスコに寄せてるんだなと
教皇フランシスコ 人々に尽くした88年の生涯
ナショナル ジオグラフィック
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少し落ち込んでいる時は響く、落ち込みすぎている時はきつく聞こえる、落ち着いている時は突き放せる、不思議な本。
仕事帰りの心 私が私らしく働き続けるために
イ・ダヘ/オ・ヨンア
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韓国の小説を読むのは多分2度目。 ディストピアあり、宇宙旅行ありで、主題が豊か。 そして、さらさらとした筆致で作中の大事件もエモーショナルにならず過ぎ去っていくのが印象的だった。 鉱物の中に眠る太古の記憶を読んでいるような物語。
わたしたちが光の速さで進めないなら
キム・チョヨプ/カン・バンファ/ユン・ジヨン
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もっと症例などと照らし合わせていく本かと思いきや、意外と筆者の当事者としての主観で構成された本だった。 トーべの伝記をなぞって話を進めているのだけど、比較的直接的な読みをしているので、そんなに単純でいいのかな?と感じてしまった。
なぜスナフキンは旅をし、ミイは他人を気にせず、ムーミン一家は水辺を好むのか
横道 誠
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もう一回シリーズ最初から読み直したい!!!!
了巷説百物語(7)
京極 夏彦
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古本で買った。今は2人とも故人になってしまったふたりの芸談、というよりも芝居に関するよもやま話といった体で、気楽にするすると読める。 本書で、自分の出番が終わったあとの役者について「むかしはみんな袖から他人の芝居を見てたものだけど、最近はすぐ帰っちゃう」「先輩がみつ豆でも食べに行こうと誘うんですって。それを断ると付き合いが悪いと言われるらしい」とやりとりされていたのが印象に残った。
芝居万華鏡
中村 又五郎/山田 五十鈴
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