作品紹介・あらすじ
幸せのレシピ。
隠し味は、誰かを大切に想う気持ちーー。
舞台は阪急沿線の小さな洋菓子店。
頑張るあなたに元気をくれる、
とびきり温かな絆の物語。
香田陽皆は、雑貨店に勤める引っ込み思案な28歳。
地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、
腕利きだけれど不器用なパティシエの父、明るい「看板娘」の母、
華やかで積極的な性格の妹との4人暮らしだ。
ある男性に恋心を抱いている陽皆だが...
感想・レビュー (5件)
温かい気持ちになれる連作短編集です。 タイトルの通り、"甘い"ケーキと"家族"の物語で読んでいてほっこりしました。
毎年、店の玄関先のキンモクセイが咲く頃に、家族写真を撮る香田家 地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む彼らを中心に繰り広げられる、優しくて温かな連作短編集 マハさんのアート系小説は面白くて好きですが、本書のような人情もの(個人的には『本日は、お日柄もよく』に続く2作目)も素敵ですね。テンポの良い関西弁も心地好かったです♪
ほっこりする本

