レビュー (8件)
ナツイチ対象本『博物館のファントム』に続いて、著者の作品を読むのは3冊目! 本書は、表題作を含む短編✕6、特別掌編、逢坂剛さんとの対談といった構成です。 各短編には、理系ネタが自然と溶け込んでいて、ミステリー要素も含まれています。 お気に入りは、 *月まで三キロ *星六花 *エイリアンの食堂 逢坂剛さんとの対談も良かったですv(^^*)
1
ずっと気になっていた本が『新潮文庫の100冊』の対象本となったので手に取りました。 6作から短編集は、どの話も切なさの中に温かさが溢れていて、素敵な読後感となりました。 特に好きな作品は 『月まで三キロ』 『星六花』 『エイリアンの食堂』 です!
1
幸せとは言えない中で、幸せへの取っ掛かりを掴む人たちのものがたりに、思わず引き込まれた。 著者は地球惑星科学で博士号を取得しており、月や地質や山や宇宙物理学などを、ものがたりの進行役にうまくはめていて、そこも興味深い。
ネタバレを読む
0
中にある星六花が面白かった というのも、主人公の状況、行動が自分に重なりすぎて感情移入がすごかった。あと、美しいについての言葉が面白かった。理科の話を混ぜながら人生を語るスタイルがマジ共感。
0
月や雪などの自然とともに広がる人情物語の短編集。 短編集ゆえ、もっとこの先の展開が知りたい、となるように、どうなったのかが読者の想像に任せられてしまうが、そう思わされてしまうことが著者の技なのだと思う。 広大な自然と相反する、小さな人間たちの小さなお話。
0



