作品紹介・あらすじ
わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──
新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。
十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。
笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。
千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和...
感想・レビュー (9件)
WOWOW連続ドラマ化記念のサイン会参加も兼ねて購入しました! 本書の主人公は二人 アラサー脚本家の甲斐真尋と初監督作品で国際的な評価を得た新鋭映画監督の長谷部香 鍵となるのは15年前に起きた『笹塚町一家殺害事件』 結末まで目が離せず、読み応えありありの一冊でした(‘◉▽◉’)!!
2度目の読破だったのに、最後まで結末分からなかった… ベランダの手の謎に始まりなんとなくの違和感があるまま進み…皆がつながってびっくり
真実を知ることで二人の女性がそれぞれ大切な人の死から救われるような、前に進むことができるようになるような、物語でした。 なんとなく、読んでいる途中でお姉ちゃん、本当は亡くなっているんじゃないかな、と感じました。 こちらを読む前に「未来」を読んでいて、虐待、いじめなどの似てる要素を感じつつ、こんなに違う物語となっていることに湊かなえさんのすごさを感じます。 湊かなえさんの全ての本を読んだわけではないのですが、母娘関係、虐待、いじめをテーマにした作品が多い気がします。特に母娘関係が良くないものが多いように感じます。
ネタバレを読む
そうだったか。繋がった。女子的なミステリーでした。
是非とも映像化してほしい。映画で見たい作品。
まあ、凝ってはいるんだけど。

