作品紹介・あらすじ
新たなる最高傑作、待望の文庫化!
父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。
事件の蚊帳の外の二人は‶父の真実″を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。
過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。
やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実はーー。
光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。
感想・レビュー (5件)
(上)が面白くて読み終わってしまったのですぐに書店へ(下)を買いに行きました。 犯人は予想もしなかった人物でそれも興味深かった。 東野圭吾1番好きだな…人間味があって。 今夏亡くなってしまいとても残念でした。
東野圭吾らしいミステリ。 被害者と加害者の子供たちが、事件に違和感を持ち、それが確信にかわる過程がやや強引な気がしたが、松本清張に比べればかわいいものである。 張られた伏線が見事に回収されていくのはお見事。
さすが東野圭吾!というストーリー ぜひ映画化、ドラマ化を!
読み応えがある点としては、ストーリーの視点がコロコロと変わっていく部分。最初は刑事の五代の視点で初期段階の事件解明がなされていく。『自白』というポイントを過ぎると、今度は加害者(犯人)の息子や被害者(弁護士)の娘へと移って行き、それぞれの立場から見える景色が描かれていく。 加害者の息子の目を通して、加害者家族としての社会的な制裁も1つの要素としてしっかりと描かれており、被害者の娘の目を通しては『真実』ではなく『事件の決着』を目指す警察や検察に対するもどかしさが描かれていく。 そして、次第に2人は自らの疑念を明らかにするために、お互いに歩み寄っていく。その2人に助け舟を出すように要所では刑事の五代も絡んでいき、さらに名古屋殺人事件の被害者家族も含めて客観的な視座を与えていく。 このように公平にそれぞれの視点における苦悩を描くことが、最後の犯人の『真実の自白』によって明らかにされる事実に対して+αの衝撃や感慨深さを与えていく作品。
中学生犯人は怖すぎるわ おまけなのにやな余韻
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