アルジャーノンに花束を新版

アルジャーノンに花束を新版

ダニエル.キイス/小尾芙佐
早川書房 (2015年3月13日発売)
ISBN:9784150413330
本棚登録:202

作品紹介・あらすじ

32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?全世界が涙した不朽の名作。著者追悼の訳者あとがきを付した新版。

感想・レビュー (5件)

脳をいじるなんて人がしていいことじゃないよね。 終始母親には腹が立った。 IQより大切な物がある…そりゃそうだ。 『知能は人間に与えられた最高の資質のひとつ しかし知識を求める心が愛情を求める心を排除してしまうことがあまりに多い』 知能は道徳的なところを少し無視する 正論は時に暴力になる もう1つ、愛し合うとは?愛するとは?という事も問うてる気がする。 本当に愛し合うとは神秘に等しい。別の肉体と1つになるっていう極限。 ありのままを愛するとは? 人間の愚かなところ。自分より頭の悪いやつがいた方が安心するってやつ

予想はついてたけど悲しい結末でした。いや、本人にとっては悲しくないのか?知識とは?賢いとは?と初めて考えることが出来ました。とても賢いとはいえない、でも何にでも一生懸命なまだ小さな息子に対する自分の態度を改めることが出来そうで感謝です。

最初は、誰からも笑われバカにされてきた 1人の少年、そんなある日彼は知能をあげる手術を 受けどんどん知能をあげていく、 でも彼がそうなる事で彼を孤独にしていく この本を読んで感じたのは、例えうまく出来ずとも 自分は自分らしくやればいいとそう思った

読むのにかなりの労力がいる作品。 幼児の知能しかなかった主人公が手術により知能が向上して行くのだが、最初のところは文章がかなり読みづらい。アルジャーノンという実験台のネズミと比べられ、検査を受け主人公と対比させているのも上手く描かれている。家族との関係も可哀想な感じがする。最後はアルジャーノンと同じ結末になるのも儚い。