作品紹介・あらすじ
「日本にほんものの美術館を創りたい」。その飽くなき夢を実現するため、絵を一心に買い集めた男がいたー。だが、戦争が始まり、ナチスによる略奪が行われ、コレクションは数奇な運命をたどることに。国立西洋美術館の礎であり、モネやゴッホなどの名品を抱く“松方コレクション”流転の歴史を描いた傑作長編。
感想・レビュー (6件)
「松方コレクション」を巡る松方、田代、そして日置の思い。その苦労は三者三様だが、行き着く先はひとつ。史実をもとにしたフィクションだけに、説得力十分。近代史の勉強にもなる。「バカヤロー解散」でおなじみの吉田茂がなかなかいい役どころになっているのもいい。そしてラストは感涙必至。
国立西洋美術館に行かなきゃ
松方さん、ありがとう。
👣パリの足跡 時代に翻弄されつつ、信念を貫いた先人のあしあとがパリに刻まれている。 松方コレクションが寄贈返還されて、西洋美術館が建立されたことは、奇跡のような素晴らしいことだと思った。 また、『アルルの寝室』が強く返還を切望されたにも関わらず、果たせなかったことは無念ではあるが、フランスに残されて良かったとも思う。 日置が語ったジェルメンヌの言葉「戦闘機じゃなくて、タブローを。戦争じゃなくて、平和を」この思いが世界中の人々に伝わって欲しい。 まずは西洋美術館へ。いつかはオルセー美術館、シヴェルニーとアルルの黄色い家を訪ね、先人のあしあとを踏みしめたい。 そしてゴッホ美術館とシカゴ美術館の『アルルの寝室』の軌跡も知りたい。 [凪いだ絵よ平和を語れ風に乗り🍃]か
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