夜に星を放つ

夜に星を放つ

窪美澄
文藝春秋 (2022年5月24日発売)
ISBN:9784163915418
本棚登録:387

作品紹介・あらすじ

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。 コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められな...

感想・レビュー (14件)

主人公は誰も、何かを喪失している。それをどう埋めていくのか、はっきりとした希望は見えないが、そこからの変化をみせる作品ばかりだった。

人々のささやかな毎日を、人と人との交わりを、優しく丁寧に描いた感動作。

登場人物の心情が丁寧に描かれていて、じんわりあたたかい。

切ない短編集

深いような。麻生さんみたいな男に騙されるヒトおおそう。

うーん。話題作の割には普通of普通

小品集なのがなぁ。 それ以外はよい

短編集。 終わりがほわーって終わる感じ。物足りなく思ってしまう。 直木賞候補か、、んー、、

最後に少し泣ける短編集でした

人と人との関わりを、繊細に丁寧に描いていて、心を震わす作品。

星を絡めた5編の短編集で直木賞受賞作。 別れがテーマの物語だが、暗闇に瞬く星の灯が未来の希望を微かに照らすような内容で寂寥感漂う。 コロナ禍で生活の変化に戸惑う人々の不安定な心の描写は秀逸。 特に「星の随に」がグッとくる。想くんに想いを馳せると胸詰まる

秀逸な短編集 😃😃😃😃😃

なくなった双子の妹、亡くなった母分かれた妻子、別れた母とのこと、コロナ禍で、大変な事。心に暖かく響きました。