後悔病棟

後悔病棟

垣谷美雨
小学館
ISBN:9784094064094
本棚登録:173

作品紹介・あらすじ

「過去に戻れる聴診器」を使ってみたら… 33歳の医師・早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、「患者の気持ちがわからない女医」というレッテルを貼られ、悩んでいる。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を胸に当てると、患者の心の”後悔”が聞こえてくるのだ。 「過去に戻って、もう一度、人生をやり直したい」 聴診器の力を借りて、”もうひとつの人生”の扉を開けた患者たちが...

感想・レビュー (6件)

一つの判断が周りの人にも大きな影響を与える。結末が全く違うものになってしまう。 後悔はあるが、たくさん考えたうえでの後悔は引きずらないのではないか? たらればはなくならないし、たらればでよりよい未来があったのではと想像もするけれど、そこにはそこの悩みがあるし、後悔があるからこその人生なのかもしれない。ちゃんと向き合っている証拠! 死を目前にして何を思うか、何を後悔するかわからないが、ひとつひとつの判断が作った自分の人生に誇りをもって安らかに眠りたい。 後悔があっても、それも含めて人生!楽しもう。

自分の人生を信じることの大切さ。 あなたの人生はあなたが選んで来たのだから、人生も、自分自身も否定はしないでほしい 人生は選択の連続だ 一つ一つの選択は点だけど、その点が繋がって、人生になっている どこで間違えたのか、とか、どの選択が正しかったのか、とか、そんなことはいくら考えてもしょうがない 大丈夫、今のあなたが、あなたなんですよ

魔法の聴診器を拾うとは! もしもあの時、今とは違う選択をしたらよかったと、後悔はするもの。 でも、それは本当に後悔するだけのことがあるんだろうか?分からないことを良いことだったと考えていることが、本当にいいことなんだろうか。 前へ進もう 今の自分が今の自分自分なのだから

子供を残して亡くなる人

櫻田さんから借りた本、 早坂ルミ子が不思議な聴診器を拾ったことで、心が読めるようになった、 人の人生はどうなるかわからないもの