推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

宇佐見りん
河出書房新社 (2020年9月11日発売)
ISBN:9784309029160
本棚登録:692

作品紹介・あらすじ

推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。第164回芥川龍之介賞受賞。

感想・レビュー (16件)

推しの独特の感覚は、私の青春にはなかった言葉に感心。面白い。

主人公に感情移入しすぎた。辛い。

自分もオタクだから主人公の気持ちがわかる、結構面白い!!

んー主人公に感情移入しなかったなー、 母親の立場で見てしまい、こんな娘いたらどう対応すればいいんだろうと違う視点から読んでしまってた。。

推し!がいる事で生活が充実している物語を想像して読んだけど 夢のない堪らない物語

全く面白くない。こんなのが話題になったのが分からない

現代社会や、そこに生きる個人の特徴、抱える思いや悩み、そして社会の考えるべき課題から読み終わったあとなんとも言えない気持ちになった。

最後がよく分からなかった…

推しと家族関係の話 なぜ兄妹がいるとうまくいかないのか

推し活というポップな話題を「推し、燃ゆ」と古典的に題し、純文学の語り口で綴られる本物語。全編通して重たい雰囲気で語られる。学校にも家庭にも居場所のないあかりは、推し活することでどうにか生きている。その生き方は蝋燭そのもの。自分を燃やして生きながらえている。なのに突然、推しが引退発表。彼女が推しを失い、「二足歩行できなくなる」ところで物語は終わる。あかりの陥った計り知れない閉塞感。巻末で、人はなぜ推し活にはまるのかを金原ひとみ氏が解説してくれている。

わかることが多かったがなかなか最後は共感できなかった

ちょっと社会不適合な感じの主人公だった。

現代において多数の人が掲げている推し。推しへの関わり方だけをしたためたこの1冊は、過言ではあるがしかし否定できない内容だった。しかし著者の言いたいこと、伝えたいこと、考えが、私には理解できていないのではないかという釈然とした懐疑が残る。著者はこの作品を通して、何を伝えているのか。

推しのいなくなったあと どうするのかな どうなるのかな

わかるよ…というとこも多かった

むらさきスカートの女と似てる?