
みのり
71件のレビュー
レビュー
専門用語もやさしく解説して理解を深める岩波科学ライブラリー。相変わらず読みやすい。今回は主観的期待効用の最大化を目指す経済学的な思考を紐解く本だった。納得いく説明だったが、これが現実に適用できるかと言われれば難しい。どちらかというと、後悔しないためのメカニズムを理解するところが重要に思える。良書。
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後悔しない意思決定
繁桝算男
「君はやはり世界の縁まで行かないわけにはいかない。世界の縁まで行かないことにはできないことだってあるのだから。」私たちはこの世界で最後までやりきらなければならないことがあるのだろう。口のなかのミントの爽やかさとカカオの苦味が喉元を通り抜けるような作品だった。まさに傑作。
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海辺のカフカ(下巻)
村上 春樹
個人的にはあまりオススメできない本だ。思考実験の範囲で留まっていたり、研究結果を使っているのかわからず引用元もなかったりと信頼性に欠ける。ただ読みやすいと捉えることは可能だ。認識フレームのズレに対する対策は根本的な解決になっていなくて「それでいいのか?」っとなった。第2章冒頭の共感障害に関する話は面白かった。
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「話が通じない」の正体
黒川 伊保子
理系分野について文系で苦手意識のある人に易しく道を開く本。かなり入門向けに作られており、求めているものと違った感が否めない。読書術!というほど術を教えている部分はなく、こんなところが面白いんだよ!と説明している本だ。
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文系のための理系読書術
齋藤孝(教育学)
なんだかんだ全編を読んだことがなかったので手に取った。これまで読んだ夏目漱石の作品の中ではあまり面白くなかった。単純に出てくる人物が胸糞悪い。時代を感じるだけで風情は感じられなかった。読書センスがないのだろう。
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坊っちゃん改版
夏目漱石