作品紹介・あらすじ
佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。
切なさの分だけ家族はたしかにつながっていく。
佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに...
感想・レビュー (6件)
ヘンテコな家族の形だけどみんなそれぞれに対して思いやりを持っていてとても素敵だなと思った。まさかの展開もあってページを捲る手が止まらなかった。
瀬尾さんの作品らしい暖かさはありつつ、テーマも伝わって来るのだが、大浦くんの死の舞台装置感が強くて、ハマりきれなかった。
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夜明けのすべての爽快感で瀬尾まいこさんの他の本を!と勢い込んで読み始めたんだけど、これはなんだか全体的にじとっとした暗めなテーマだった。
はー辛い。なんでーーびっくり、 家族は簡単には切れない、だから甘えていい、その代わり大事ということを覚えておけ。 確かにその通り。
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久しぶりの読書なのもあってとても面白かった。家族に起きた不幸に子どもたちは対照的な受け取り方をする。普通な家族ではないが普通以上に家族らしさがあって印象にのこる場面が多かった。
映画と殆どかわりなかった。 誰かが死ぬ話は辛い!

