Ryo

7件のレビュー

レビュー

初、今村翔吾。時代物だけど現代調の語り口だから読みやすい。攻めが先にあるから、守りが後から来るというのは確かにその通り。大名様も気さくで愛らしいキャラクター。自分も仕事では職人になりたいと思っているが、この道に行った先に何があるのだろうか…。分からない。

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塞王の楯

塞王の楯

今村 翔吾

信頼関係がすべてなのに、詐欺で金を稼ぐことは人の道にも劣るというのはその通り。信頼の積み重ねをしないといけない。そういうことだったのかぁ、というどんでん返しが気持ちいい

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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

道尾 秀介

めちゃくちゃ良かった。切なすぎて読みきるのが辛い部分もあったけど。人の心はその人にしか究極、分からない。だから大事なことはきっと言葉にしないといけない、話さないといけない。相手に伝わるまで、自分でさえまとまってない言葉で伝えなければならない。そこから逃げてしまうと少しずつずれてきて、後々取り返しが利かないことになってしまう。人間関係は本当に難しい。

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汝、星のごとく

汝、星のごとく

凪良 ゆう

警察や記者もの以外での横山秀夫は恐らく初めて。言葉の使い方に引き込まれる。物語も秀逸でタウトという知らない建築家の人生をなぞって進む話に気づけば夢中になってるから不思議。岡崎の息子に対する深い愛情は今なら分かるし、泣ける。自分が生きた証としての何かを後世に残せる芸術家たちは本当にすごい。

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ノースライト

ノースライト

横山 秀夫

最後は騙されたと思ったが、いくらなんでも描写がエグすぎる。そこまで直接的に表現する必要があったのか謎

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新装版 殺戮にいたる病

新装版 殺戮にいたる病

我孫子 武丸

ザ、青春物語。苦難からの仲間集め、背後は大団円というありがちな構成ではあるが、なにも考えずに読めて○。生徒を守って自分が責任を取るという校長先生のスタンスはカッコ良いが、大人になるほど抱えるもの、守るものも多くなるのも事実。でも、もしかするとそれも出来ない言い訳なのか…。

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階段途中のビッグ・ノイズ

階段途中のビッグ・ノイズ

越谷オサム

失敗などしていません。新しい道を選んだだけ。 世間が言う正しさ、とは一体何なのだろうか。正しいということは相対的なものであって、本来、人の数だけの正しさがある。 世間の多くの人が言う正しさをすすんで探るように生きてきた自分は、この小説の登場人物が発する言葉を本能的にシャットアウトしてしまいそうになった。 が、それは究極、人に自分の人生の手綱を渡していることであり、自由に生きてないことのコンプレックスの裏返しなのかもしれない。 自分で自分の人生を生きる、精神的に自立している人になりたい。

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星を編む

星を編む

凪良 ゆう