塞王の楯

塞王の楯

今村翔吾
集英社
ISBN:9784087717310
本棚登録:223

作品紹介・あらすじ

どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説! 越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。 幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。 匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に...

感想・レビュー (6件)

躍動感 疾走感 最高です。

初、今村翔吾。時代物だけど現代調の語り口だから読みやすい。攻めが先にあるから、守りが後から来るというのは確かにその通り。大名様も気さくで愛らしいキャラクター。自分も仕事では職人になりたいと思っているが、この道に行った先に何があるのだろうか…。分からない。

久しぶりに面白い本に出会えた。 自分の仕事へのこだわりと誇り、相手の仕事に対する理解しようとする姿勢と敬意。 飛田匡介、玲次、国友彦九郎、京極高次、お初、夏帆、立花宗茂どの登場人物も最高。 エンディングも良かった。

面白かった、浅田次郎の時代本の様に良く穴太衆の事などよく調べ内容も良かった2回め読んでも良いと思う本

石積みの穴太衆の物語 面白くて3日で読み切った

良かった。実に良かったな~。(^.^) 睡眠削って、一気読みやん。(笑) 飛田屋匡介、国友彦九郎は勿論の事、大津宰相、立花侍従、玲次等々、皆、良い漢やな! 今村、要チェックです。(笑) 次は『幸村を討て』を読まんばね。