作品紹介・あらすじ
どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!
越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。
幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。
匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に...
感想・レビュー (6件)
躍動感 疾走感 最高です。
初、今村翔吾。時代物だけど現代調の語り口だから読みやすい。攻めが先にあるから、守りが後から来るというのは確かにその通り。大名様も気さくで愛らしいキャラクター。自分も仕事では職人になりたいと思っているが、この道に行った先に何があるのだろうか…。分からない。
久しぶりに面白い本に出会えた。 自分の仕事へのこだわりと誇り、相手の仕事に対する理解しようとする姿勢と敬意。 飛田匡介、玲次、国友彦九郎、京極高次、お初、夏帆、立花宗茂どの登場人物も最高。 エンディングも良かった。
良かった。実に良かったな~。(^.^) 睡眠削って、一気読みやん。(笑) 飛田屋匡介、国友彦九郎は勿論の事、大津宰相、立花侍従、玲次等々、皆、良い漢やな! 今村、要チェックです。(笑) 次は『幸村を討て』を読まんばね。
