最高のウエディングケーキの作り方

最高のウエディングケーキの作り方

古内一絵
中央公論新社 (2024年10月21日発売)
ISBN:9784120058431
本棚登録:47

作品紹介・あらすじ

老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。 甘いお菓子を扱う職場の苦い現実にヘコみながらも、自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を作り上げることができた。 そして、最初は対立していたシェフ・パティシエの達也との距離も変化していく。 ーーそこから3年、涼音に大きな変化がおとずれ……。

感想・レビュー (3件)

前作に比べて随分社会的な問題も多くてヘビーな内容。もっとお菓子にフォーカスされるのかと。涼音や彗怜の考えに近いからすごく共感できる一方、頭ガチガチな周りの人たちには辟易した。それは物語でも現実でも一緒やな。

最高のアフタヌーンティーの続編。 前回ちょっぴり恋が芽生えそうな予感で終わった涼音と達也が結婚し、自分達の店を持つ準備を始めているところまで時は流れていた。 夫婦別姓や同性婚などの今時の社会テーマも織り込みつつ、相変わらずお菓子はおいしそう。 クイニーアマン、ピュイダムール、エクレール… 食べてみたい!

最高のアフタヌーンティーの続巻。 夫婦別姓、同姓婚について、何気に考えさせられた。