作品紹介・あらすじ
刑務所の作業技官の倉島は、亡くなった妻から手紙を受け取る。妻の故郷にもう一通手紙があることを知った倉島は、妻の想いを探る旅に出る。夫婦の深い愛情と絆を綴った、心温まる感涙小説。
感想・レビュー (4件)
心理描写が丁寧に描かれていて、綺麗。 命の大切さをしみじみ感じられる。 自然に、ストレスなく終わる感じで、読み終わった後、余韻に浸った。
涙で始まり、涙で終わった。 特に妻洋子の熱い思いには胸打ち震え感涙。 倉島他旅先で出会った人々皆が人生を一歩踏み出していく姿には清々しさを覚え、自分のこの先の人生にも光明が射したような思いだ。種田山頭火の句も人生の本質をついていて非常に味わい深かった。
○最高の妻

