ラーゲリより愛を込めて

ラーゲリより愛を込めて

辺見 じゅん/林 民夫
文藝春秋 (2022年8月3日発売)
ISBN:9784167919214
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作品紹介・あらすじ

二宮和也・北川景子が出演した映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)、究極の愛を描く感動巨編映画、その見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。 原作は講談社ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん・著)。 シベリア強制収容所に、捕虜として抑留された山本幡男一等兵。妻やまだ幼い4人の子供とは離れ離れになった...

感想・レビュー (3件)

ダモイを信じ周囲の人間と自身を励まし続けた山本が、ついにそれを果たせなかったことがただ悲しい。怒りを感じるほどのソ連軍の仕打ちだが、山本らから奪い傷つける裏で彼らもまた何かに怯えていたのかもしれないと思った。戦争は誰のことも幸せにしない。記憶は奪われないという山本の言葉の強さ。

重たい本 いっきに読んだ ロシアはこの頃から今のロシア

シベリアの抑留の本。映画を見たい。