作品紹介・あらすじ
殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命...
感想・レビュー (7件)
犯人が綿密に計画を練って読者までも騙すストーリーが夕木春雄らしい構成。いくら自分たちが爆殺されそうになっていたとはいえ瞬間的に判断して殺害する手管が整いすぎているので、綾川が元から常軌を逸している人間像であるのではないかと窺える。信頼していた人に裏切られることが多いくだりや婚姻関係にあるパートナーが行方不明であるといった不気味な付随情報に加え、連絡先を交換するシーンなど、これからの里英の未来を不穏にさせる終わり方も著者らしい。
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方舟の次に読んだ本これまたおもろいが方舟の方が好き。ほぼ1日で読み終わるくらい止まらなかった
殺人は綾川さんによって行われていた。 どんでん返しの話
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ネタバレ厳禁! 十戒のルールが秀逸で感服した作品!
なんて魅力的な真犯人…!
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満足度の高い現代ミステリーで面白かった。 衝撃度で言えば前作「方舟」が上回るが、最後の最後にどんでん返しでまたもや唖然呆然。あのセリフはもしや…?(怖) 「十戒」の細かい設定がすこぶる秀逸で、犯人の頭のキレ具合に畏怖の念を抱きながらも感服の思いすら沸いた。



