君が手にするはずだった黄金について

君が手にするはずだった黄金について

小川哲
新潮社 (2023年10月18日発売)
ISBN:9784103553113
本棚登録:150

作品紹介・あらすじ

才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!

感想・レビュー (8件)

頭の良い人が書いた小説 ちょっと理屈ぽい

2024年本屋大賞ノミネート以外の前情報なく読み始めたら予想外の内容!著者(小説家小川)自身が主人公の哲学的思考を絡めた短編集。自叙伝的なのが妙にリアリティあり、何が事実でどこが虚構か勝手に想像を巡らしながら楽しんだ。新鮮な読書体験。

平凡な一日 3.11は覚えてるけど3.10覚えてない 読書は孤独 わがままな恋人こどものよう

三月十日と受賞エッセイは、おもしろくなかった。

ほののすすめ。

悪くは無いが、あまり好みではないかなぁと

君のクイズとはまた違った毛色の作品で面白かった🙂読んでいくほど自分ってなんだろう?と考えさせられた。作品のなかに東日本大震災の話が出てきて、当時何をしていたかということも再考するきっかけになった。