八月の御所グラウンド

八月の御所グラウンド

万城目 学
文藝春秋 (2023年8月3日発売)
ISBN:9784163917320
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作品紹介・あらすじ

死んだはずの名投手とのプレーボール 戦争に断ち切られた青春 京都が生んだ、やさしい奇跡 女子全国高校駅伝ーー都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。 謎の草野球大会ーー借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。 京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとはーー 今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない 青春の、愛しく、...

感想・レビュー (13件)

沢村賞の人と草野球で同じチームで戦うなんて… 奇妙だけどなんだか楽しい本…

「12月の都大路上下ル」と「8月の御所グラウンド」の二つ。12月の続きが8月かと思って読み進めたが、全然つながりなさそう。であってる!? 8月は今の生を考えさせられる。日頃は全く学徒出陣とは無意味の生活。歴史的事実としての知識程度。でも野球がしたい、そんな思いすら叶えられなかった過去があったに違いない。 朽木と多聞が大文字を見た建勲神社、行ってみたい。

サクッと読める!

御所Gでたまひで杯 謎の草野球大会

フィールド・オブ・ドリームスっぽい

京都を舞台にした中編小説二本立て。 表題作は友人に誘われて奇妙な野球大会に参加することになった大学生の物語。 まさにフィールド・オブ・ドリームス。 こちらも良かったが、駅伝部の女子高生が主人公の「十二月の都大路上下ル」も良質の青春小説で、読んでいてぐっときた。 どちらも日常の中に不思議な出来事が紛れ込む筋書きだが、京都が舞台だと、こういうことも起こるかもね、と納得してしまう。 ちょこちょこ、京都の繁盛店情報が入るのも楽しい。

なかなかGOODです。 フィールド・オブ・ドリームスの京都版ってな感じかな?

駅伝になぜ新撰組なのかがよくわからなかったけど補助員は少しうしろめたさがあるのがすごく共感出来た 草野球はあんまりささらなかった

すごく読みやすく引き込まれる本でした

面白い。 続きが読みたい。

ちょっと不思議な話。 死者が京都に現れて一緒に野球したりする。 まぁまぁかな