植物図鑑

きゅん小説。

爽やかな胸きゅん小説であり、料理エッセイ要素もあり、ラブコメ要素も切なさ（これは少し）もある、そんな1冊です。 樹とさやかの絡みにキュンキュンしつつ笑いつつ癒され、 恋に対して明るい気持ちをもてる素敵な恋愛小説だなあと思いました。 これは万人受けでは？！と思ってしまうほど。

会社勤めのさやかが行き倒れていたイツキを家に拾い、次第に恋に落ちていく話。甘酸っぱい恋愛と四季折々の野草の生活知識の塩梅がちょうど良く、読みやすかった。シナリオ通りのありきたり話ではなく、読んだ後に心が明るくなるような綺麗なハッピーエンド。

恋愛小説で一番好き。

キュンキュン物語。出会いも想いが伝わる所も別れも再会の場面も、雑草料理とともに明るい気持ちで読めた。

植物のことをあまり知らない自分が読んでも、綺麗な植物の写真とそれを用いて作る美味しそうなご飯の数々には心踊りました。 それでいて甘い恋愛小説なのにはビックリしました。読みやすかったです！

前情報なく『植物図鑑？図鑑？小説なのに？』と、不思議な気持ちで手に取りましたが、巻頭の植物写真から始まり、読み進めていくうちに納得！料理の話題も多く、美味しそうな描写もしばしば。人恋しい寒い季節にもピッタリな恋愛小説でした(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)♡